芦沢央『あなたが正しくいられたとき』。6本ぜんぶ、最後の数行で足払いしてくる短編集

見えていた景色が最後にひっくり返る——芦沢央のミステリ短編集(全6編)を、ネタバレ厳禁でわいわい。トリックより“人の見方”を裏返してくる怖さがクセになる一冊。

みずき:最近読んだ短編集、6本ぜんぶ最後の数行で足払いしてきた。…完全に油断してた。

ひかり:えっ、みずきがそこまで言うの珍しい!何ていう本!?

ことね:芦沢央さんの『あなたが正しくいられたとき』ね。ミステリの短編が6本入っていて、どれも“見えていた景色が最後にひっくり返る”タイプなの。

ひかり:どんでん返し系だ!ことね先輩、ネタバレなしでお願いっ。

ことね:任せて。表題作は、再会した相手の家庭に「きっとこうだ」と主人公も読者も決めつける——その決めつけごと、まるっとひっくり返されるの。トリックより“人の見方”を裏返してくるのが芦沢さんの怖いところ。

みずき:「代償」も性格が悪い。作家の原稿に盗作疑惑、で、最後の数行で前提がズレる。犯人当てしてた自分が間抜けに見える。…悔しい。

ひかり:あはは、みずきが間抜け側になる本!?ますます読みたくなってきたっ。

ことね:短い枚数でひとつの世界を味わわせて、最後にスッと切れ味を見せる。“一駅で一本、頭がしびれる快感”って評されてたわ。倒叙ものや刑事コンビの話もあって、味つけも豊富。

まとめ:きょうのまとめ:短編ミステリは「最後の数行」が主役。ネタバレ厳禁だから感想がふわっとするのもご愛嬌——“みずきを間抜け扱いできる本”というだけで、もう読む価値あり。

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