“夏の読書リスト”が全部ガチだった。テクノロジーと世界の力関係を読む、重ためノンフィクション8冊
海外メディアRest of Worldが選んだ「この夏読むべき本」リストが、まさかの全8冊“テクノロジーと世界の権力・格差・抵抗”のノンフィクション。AI覇権をめぐる米中の綱引き(『Silicon Empires』)、半導体が台湾に集中しすぎるリスク(『Defending Taiwan』)、スマホやEVを動かす電池材料の現場の影(『The Elements of Power』)、AIの“恋人”と人の心(『Love Machines』)ほか、中国・インド・アフリカ・台湾・コンゴまで世界を横断する。ビーチで読むには重いけれど、毎日握っている板の“裏側”が見えてくる——4人がそのラインナップを掘る。
ひなた:ふぁ〜、夏なのです。海とスイカと、ハンモックで読む“夏の本リスト”…ねえ、どんな楽しい本があるのです?
ことね:それがね、ひなた。海外メディアが選んだ“この夏読むべき本”リストなんだけど——8冊ぜんぶ、テクノロジーが世界をどう動かしてるかの“ガチのノンフィクション”なの。
ひかり:夏のリストなのに全部マジメ!? ビーチで寝そべって読むやつじゃないの…!?
みずき:砂浜で“半導体の地政学”。…日焼け止めより先に、頭が重い。
ことね:それが意外と面白いのよ。たとえば『Silicon Empires』は、AIの覇権をめぐるアメリカと中国の綱引きの話。『Defending Taiwan』は、世界中のスマホやPCの“頭脳”——半導体——が台湾に集中しすぎていて、そこが揺れると世界が止まりかねない、っていうリスクの本。
ひかり:私たちのスマホの“脳みそ”って、そんな一か所に頼ってたの…!?
ことね:そう。あと『The Elements of Power』は、電池——スマホもEVも動かすリチウム電池——の材料を掘る現場で、誰が割を食っているかを追った本。便利の“裏側”ね。ここは茶化さず、背筋を正して読むところよ。
みずき:毎日握ってるこの板、原料から完成まで世界を一周してる。…“軽い読み物”の真逆だけど、知らないよりマシか。
ことね:ちょっと毛色が違うのもあるの。『Love Machines』は、AIの“恋人”や話し相手が、人の心とどう付き合っていくか、っていう本。重い話ばかりじゃなくて、中国・インド・アフリカまで、舞台も世界中に散らばってるのよ。
ひなた:ふぁ〜…“便利”の裏には、たくさんの人や場所が隠れてるのです。…わたし、スイカひと切れの裏にも、育てた人と、運んだ人と、冷やしてくれた人がいるって思うと——よけいに、おいしくいただくのです。
まとめ:きょうの読書案内:海で読むはずの夏の一冊が、ぜんぶ“テクノロジーと世界の力関係”。軽くはないけど、毎日握ってる板の裏側が見えてくる。…ひなた流の読後感は「裏側を知ると、よけいにおいしくいただける」のです。