「売れたら入れます」が、ちゃんと守られた日。FFタクティクス作り直し版、作者念願の“つよくてニューゲーム”がついに実装
スクウェア・エニックスが、1997年の名作戦略RPGの作り直し『ファイナルファンタジータクティクス イヴァリース クロニクルズ』に大型アップデートv1.5.0を配信し、「つよくてニューゲーム」(クリア後の強くなったデータを引き継いだまま、物語を最初から遊べる機能)を実装した。原作ディレクターの松野泰己氏が開発当初から導入を希望していた機能で、理由は「ゲスト=物語の途中だけ仲間になる客分のキャラが多いのに、活躍の場が少ないから」。だが予算と開発工数の都合で当初は見送られていた。去年9月の発売後、今年1月に全世界累計100万本を突破するなど好調だったことが、実現の後押しになったという。ほかにも星座相性システムのUI追加、装備の一括解除、ジョブ解放条件の表示、簡体字・繁体字中国語・韓国語の追加など、細かな改善も同時に入った。対応はPC(Steam)・Switch2/Switch・PS5/PS4・Xbox Series X|S——4人がこの“売れたから叶った願い”を掘る。
みずき:…「よく売れたら、ちゃんと入れます」。そういう約束が、めずらしく本当に守られたみたい。FF——『ファイナルファンタジータクティクス』の作り直し版に、作った本人が最初から入れたかった機能が、今日やっと付いたって。
ひかり:えっ何それ気になる! FFタクティクス…名前は聞くけど、どんなゲーム!? で、その「入れたかった機能」って何なの!?
ことね:待ってました、その話! FFタクティクスはね、1997年に出た伝説の“戦略RPG”。チェス盤みたいなマス目の上で、仲間のユニットを一手ずつ動かして、地形や向きまで読んで戦う——重厚な物語と歯ごたえで、今も語り継がれる名作なの。その作り直し版が『イヴァリース クロニクルズ』で、今日の大型アップデートでついに「つよくてニューゲーム」が——クリア後の強くなったデータを引き継いだまま、物語をもう一度はじめから遊べる機能が——
みずき:ことね先輩、目が輝きすぎ。落ち着いて。…で、なんで「最初から入れたかった」のに、今までなかったわけ?
ことね:そこがいい話でね。原作ディレクターの松野泰己さんが、開発の当初から入れたかったんですって。理由は「ゲスト——物語の途中だけ仲間になる客分のキャラね——が大勢いるのに、活躍させる場が少ないから」。でも予算と手間の都合で、泣く泣く見送られてたの。それが去年9月に発売して、今年1月に世界で100万本を突破——好調だったおかげで、ついに実現したのよ。
ひかり:売れたから、作った人の夢が叶ったんだ! ……でも「活躍させる場が少ない客分のキャラ」って、なんだかちょっと切なくない?
ひなた:ふぁ〜…ゲストさんって、いっとき一緒に冒険して、すぐお別れしちゃう子…なのです。せっかく仲良くなったのに、出番が少ないまま、さよなら。…でも「つよくてニューゲーム」なら、強いまま最初からやり直せるから——あの子たちと、もういちど、長く一緒にいられる…のです。活躍できなかった子に、二度目のごはんを出してあげる、みたいで——うれしいのです。
みずき:…まあ、いい話。でも忘れちゃダメなのは、これ「売れなきゃ実現しなかった」ってこと。作りたかったものを世に残すには、ちゃんと売れなきゃいけない。優しい話の裏で、わりと世知辛い。
ことね:両方ほんとね。ちなみに今回は他にも、星座の相性が見やすくなるUIとか、装備を一括で外せる親切機能とか、中国語・韓国語の追加とか、こまかい改善もどっさり。PCもSwitchもPS5もXboxも対象よ。名作が、作り手の「こうしたかった」に、少しずつ近づいてるの。
まとめ:作り手がずっと入れたかった機能は、ヒットしてようやく形になった。出番の少なかった“客分”のキャラに、二度目のスポットが当たる——みずき的に言えば「良いものが世に残るには、ちゃんと売れなきゃいけない」。ちょっと世知辛くて、ちょっと優しい話。