“呪文で絵を出すAI”が、こんどは人体を撮る。ミッドジャーニーが「全身60秒スキャナー」と“医療スパ”を始める

テキストから画像を作るAI「ミッドジャーニー」が医療部門「Midjourney Medical」を立ち上げ、第一弾として全身用の超音波スキャナー(同社は「Ultrasonic CT」と呼ぶ)を発表した。水を張ったリングの中に台ごと沈み、ぐるりと囲んだ数十万個の小さな超音波素子(半導体チップ上に作る技術をButterfly Networkから2025年11月に正式ライセンス)が体に音波を当てて“こだま”を読み、全身をおよそ60秒で撮る——MRIの60〜90分に対し「ざっと百倍速い」が触れ込み。皮肉なことに、画像“生成”が本業の会社ながら、この装置は生成AIを使わず(撮影は識別系の機械学習で補助)正直に撮る。狙いは“元気なうちに全身を撮る”文化づくりで、まずサンフランシスコにスキャナーを置いた「スパ」を2027年末に開く構想。当初は病気の診断ではなく“体の組成マップ”として提供し(「診断」を名乗らなければFDAの一般向け健康増進ルールで規制が緩い)、2031年に世界5万台・月10億スキャンを目標に掲げる。会社は「早期に撮る人が増えれば世界の死の3割・医療費の半分を防げる“可能性がある”」とまで言うが、これはあくまで願望で承認もこれから。名称にも批判があり、「CT」はX線、「MRI級」のMRIは磁石で、いずれも中身(超音波)とは別物——4人がこの“絵のAIが始めた人体スキャン”を掘る。

ひかり:ねえ聞いて聞いて…! 金色のお湯に60秒つかるだけで、全身まるごと“中身”が写真に撮れるんだって。しかもそれ作ったの、呪文みたいな言葉で絵を出すAIの会社だよ!?

ことね:正確には、文章から画像を作るAI「ミッドジャーニー」が医療部門を立ち上げたの。第一弾が全身用の超音波スキャナー。水を張ったリングの中に台ごと沈んで、ぐるりと囲んだ数十万個の小さな素子が、体に超音波を当てて“こだま”を読む。全身がおよそ60秒——MRIだと60〜90分かかることもあるから、ざっと百倍速い、が触れ込みね。

ひかり:百倍!? ねえことね先輩、それもう完成してる技術なの…!?

ことね:土台はButterfly Networkっていう会社の“半導体チップに載せた超音波”を、去年から正式に借りてる。ここは本物。…ただね、盛ってる部分もあって——

みずき:…先に言う。製品名「Ultrasonic CT」。CTはX線、これは音波。別物。「MRI級」も、MRIは磁石。看板の時点で言葉を盛ってる。

ことね:そこ気づくの早いわね…。極めつけは、画像を“生成”するのが本業の会社なのに、この装置は生成AIを使ってないの。撮るぶんには変に作らず、正直に撮る。

みずき:絵は盛るのに、体は盛らない。…で、それ誰得なの。

ことね:狙いは“元気なうちに全身を撮っておく”文化づくり。まずサンフランシスコに、スキャナーを置いた「スパ」を2027年末に開く構想で、最初は病気の診断じゃなく“体の組成マップ”どまり——「診断」と名乗らなければ規制が緩いの。2031年には世界5万台が目標。会社は「早く撮る人が増えれば、世界の死の3割と医療費の半分を防げる“可能性がある”」とまで言ってる。あくまで願望で、承認もこれからだけどね。

ひなた:ふぁ〜、金色のお湯に60秒ぐるぐる…なんだか、だしを取られる鍋の具になった気分なのです。

ひなた:でもね…健康診断って、こわくて先のばしにしちゃう人、多いのです。“気持ちいいお風呂”なら、行けちゃう人、いる気がするのです。

まとめ:「世界の死を3割減らす」は、正直まだ眉につば——名前も“CT”でも“MRI”でもないし。それでも、こわくて後回しにしがちな健診を“気持ちいいお風呂”に変える、が本丸だとしたら。だしの具になりかけてたひなたが、今日もいちばん高い的を、ぽろっと射抜いていた。

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