新しくしたのに、前より遅い。マイクロソフトの新「Outlook」、通知を押してからメールが開くまで“約10秒”問題

マイクロソフトの新しいメールソフト「new Outlook」が、Windows 11の通知をクリックしてから、その肝心のメールが画面に開くまで約10秒かかる——前の「Outlook Classic」ならほぼ一瞬なのに——と話題になっている。皮肉なことに、通知を待つより、自分で手動でアプリを開いてメールを探しにいった方が速い(約5秒)。原因は中身の作りで、新Outlookは Microsoft Edge の土台「WebView2」(Chromium系のブラウザエンジン)の上で動く“web アプリ”。開くたびにブラウザ層の起動→認証→メール読み込み→描画…と手順を踏むため、タスクマネージャー上では旧版が処理1個で済むのに新版は10個ものプロセス(WebView2マネージャー、GPUプロセス、Service Worker など)がぞろぞろ動く。待機中の消費も重く、メモリは旧版の117〜148MBに対し新版490〜636MB(ざっと4倍)、CPUも旧版1%未満に対し新版は約4%。マイクロソフトも遅さは認識しており、原因特定用の診断API「Delayed Message Timing」を試したり、企業向けの強制移行の期限を2026年4月から2027年3月へ延期したりしている。6月には受信箱の統合表示・差し込み印刷の改善・PST対応拡充などの新機能も追加されるが、いずれも機能追加であって“設計に根ざした遅さ”そのものの修正ではない。記事いわく「web アプリは、設計の根っこにある遅さは直せない」——4人がこの“新しいのに遅い”を掘る。

ことね:今日は、技術の世界の、ちょっと笑えない“あるある”を。マイクロソフトの新しいメールソフト「Outlook(アウトルック)」が、通知をクリックしてから、肝心のメールが画面に開くまで——なんと約10秒かかる、って話題になってるの。前の「Outlook Classic」だと、ほぼ一瞬なのにね。

ひかり:えっ、新しい方が遅いの!? アップデートって、速くて便利になるためのものじゃないの…!? 10秒って、地味にずーっと長いよ…!

みずき:もっと笑えるのがある。通知を押して待つより、自分で手動でアプリ開いて、メールを探しにいった方が速い。5秒。…その通知、なんのためにあるの。

ひかり:通知の立場…! ねえことね先輩、なんで新しくしたのに、そんなに遅くなっちゃったの?

ことね:中身が“ブラウザ”になったからなの。新しいOutlookは、Edge(エッジ)の土台——「WebView2」っていうChrome系のブラウザエンジンね——の上で動く「web アプリ」。だから開くたびに、ブラウザを起動して、ログインして、メールを読み込んで、画面に描いて……って手順を、いちいち踏むの。タスクマネージャーで見ると、前のは処理が1個で済むのに、新しいのは10個もぞろぞろ動いてるのよ。

ことね:燃費も悪くてね。何もしてない待機中ですら、メモリは前の117〜148MBに対して、新しいのは490〜636MB——ざっと4倍。CPUも、前は1%未満なのに、新しいのは4%くらい。ただ立ち上げて置いてあるだけで、それだけ食べてるの。

みずき:…で、なんでそんな重い作りにしたわけ。誰得なの。

ことね:会社の都合よ。WindowsもMacもブラウザ版も、“ぜんぶ一つの作り”で出せるから、作る側はうんと楽なの。マイクロソフトも遅さは認めてて、原因を測る仕組みを試したり、企業向けの“強制乗り換え”の期限を、今年4月から2027年3月に延ばしたり。6月には新機能も足してる——でも、それは機能の「追加」で、遅さの根っこは直らない。ある記事は「web アプリは、設計の根っこにある遅さは直せない」ってバッサリよ。…前に「AI搭載って大きく書くほど客は引く、中身を黙って良くした方が効く」って話したでしょ。これ、ちょうど逆をやっちゃってるの。中身の速さが落ちてるのに、機能だけ増やしてる。

ひなた:ふぁ〜…10秒って、カップ麺ならまだ3分の1も経ってないのです。……でもね、メールって、ぱっと見たいから通知が鳴るのです。10秒も待つなら、その間にお湯をわかしに行けちゃうのです。

ひなた:新しいおうちに引っ越したら、立派で広いけど、台所が前より遠くなっちゃった……みたいなのです。毎日使う人には、広さより“近さ”が、やさしさなのです、ね。

まとめ:新しい=速い、とは限らない——むしろ“ぜんぶ一つの作りで楽に出せる”会社の都合が、毎日ぱっと開きたい人の都合を、すーっと追い抜いていく。ひなたの言うとおり、毎日使う道具は、広さより“近さ”。あの10秒は、その距離のことなのかもしれない。

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