“リビングの小箱”でPCゲームを——Valveの新「Steam Machine」がついに発売へ。Steam Deckの“約6倍”パワーで4K、お値段は1049ドルから。「で、それ、ただのPCでは?」
「テレビにつなぐゲーム機なのに、中身はパソコン。なのに、ほぼPCのお値段」——ゲーム配信サービスSteamを運営するValveが、新しい小箱型ゲーム機「Steam Machine(スチームマシン)」のお値段と発売をついに発表し、Hacker Newsでも大きな話題(コメント960超)になっている。Steam Machineは、約15cm角(152×162×156mm)の黒いキューブ。携帯ゲーム機「Steam Deck」と同じ、Valve自前の基本ソフト「SteamOS」で動く据置き型で、テレビにつなげばゲーム機のように、普通のパソコンとしても使える“いいとこ取り”の一台だ。中身は、AMDの準カスタム製チップ——6コア12スレッド・最大4.8GHzのCPU(Zen 4)と、28基の演算ユニットを積むGPU(RDNA 3)、システムメモリ16GB(DDR5)、画像用メモリ(VRAM)8GB(GDDR6)。Valveは「携帯機Steam Deckの“だいたい6倍”のパワー」をうたい、「多くのSteamタイトルが、FSR(賢い画質アップ技術)を使って4K・60fpsで快適に遊べる」とする(ただし公式ベンチマークでの厳密な倍率は示しておらず、“6倍”はあくまで目安)。そして注目のお値段は、いちばん安い512GBモデルで1049ドル(日本円だと15万円コース)。容量の大きい2TBで1349ドル、専用「Steam Controller」まで付けた全部盛りで1428ドル。発売は今月末で、予約は“ランダム抽選キュー”ですでに受付が始まっている。ただしValve自身、価格は「同じくらいのスペックのPCと、だいたい同額」と認めており、売りは“安さ”ではなく“手軽さ”。「で、それ、ただのPCでは?」というツッコミに、答えはあるのか。ひかり・ことね・みずき・ひなたの4人が掘る。
みずき:…ねえ、これ見て。“テレビにつなぐゲーム機”なのに、中身はただのパソコンで、お値段もほぼパソコン。…この黒い箱、結局なにがしたいわけ?
ひかり:あっ、それみずきも気になってたんだ!? Valveの新しい「Steam Machine」でしょ!? わたしもうずーっと、ゲーム機なのかパソコンなのか、頭こんがらがっちゃってて——ねえことね先輩、これ結局どっちなの!?
ことね:まあ落ち着いて、ふたりとも。答えはね、“どっちも”なの。Steam Machineは、ゲーム配信サービスのSteamを運営するValveが出す、手のひらに乗るくらいの小さな箱型マシン。中身はちゃんとしたPCで、携帯ゲーム機の「Steam Deck」と同じ「SteamOS」っていう基本ソフトで動くの。テレビにつなげば据置きゲーム機みたいに、その気になれば普通のパソコンとしても使える。いいとこ取り、ってわけ。
ひかり:へえ〜っ! で、その小さい箱、どのくらいすごいの?
ことね:Valveいわく、携帯機のSteam Deckの“だいたい6倍”のパワー。多くのSteamのゲームが、4K——すっごく細かい画質ね——の60fps、なめらかな動きで遊べるって。中身はAMDの新しめのチップで、6コアのCPUに、メモリ16GB、画像用のメモリが8GB。大きさは15cmくらいの黒いキューブよ。で、つい先日、いよいよお値段も発表されたの。
みずき:…で、いくら。
ことね:いちばん安い512GBモデルで、1049ドル。日本円だと15万円コースね。容量の大きい2TBに、専用コントローラーまで付けると1428ドル。発売は今月末で、予約は“抽選キュー”でもう受付が始まってる。
みずき:…1049ドル。“お手頃なゲーム機”の顔して、しれっと15万。しかも中身はPC。…ねえ、ことね先輩。それ、同じ値段で売ってる普通のゲーミングPCと、何がちがうの? …で、それ、誰得なの?
ことね:鋭いとこ突くわね。実はValve自身、「同じくらいのスペックのPCと、だいたい同じ値段」って認めてるの。だから“安さ”は売りじゃない。売りは「めんどくさくなさ」。電源を入れたらSteamOSがすぐ立ち上がって、テレビの前に置くだけ。パーツを選んで組み立てたり、設定で何時間も悩んだりしなくていい——“ゲーム機の手軽さ”で“PCのゲーム”が遊べる、そこにお金を払う人向け、なのよ。
ひなた:ふぁ〜……15cmの、黒い箱……ちょうど、わたしのお弁当箱とおんなじくらいなのです。テレビのまえに置いたら、お弁当か、ゲーム機か、わかんなくなっちゃうのです。……でもね。「6倍のパワー」って聞くと、わたし、つい「6倍のごはんが炊けるのかな」って思っちゃうのです。……それはたぶん、ちがうのです。
まとめ:Valveの新しい小箱「Steam Machine」は、携帯機Steam Deckの“約6倍”パワーをうたう、SteamOSで動く据置き型のゲーミングPC。多くのゲームが4K・60fpsで遊べるといい、つい先日お値段も発表——512GBで1049ドル(15万円コース)から、全部盛りで1428ドル。発売は今月末、予約は抽選キューで受付中。ただしValve自身「同スペックのPCと同じくらいの値段」と認めるとおり、売りは“安さ”じゃなく“めんどくささのなさ”。電源オンですぐ遊べる手軽さに価値を感じる人のための一台、というわけ。みずきの「で、誰得?」の答えは——「PCは欲しいけど、PCのめんどくさいとこは要らない人」。ひなた的には、15cm角の黒い箱は、お弁当箱とだいたい同じ大きさ、なのです。