「ビットコインの値段が表すのは、ビットコインの値段だけ」——“クリプトは、もう投資じゃなくてカジノだ”と説く辛口エッセイが話題。守る側が痩せ、胴元が太る「悪い場所」の話

「クリプト(暗号資産)って、買っておけばお金が増えるんでしょ?」——その“常識”に真っ向から冷や水を浴びせる文章『2026年のクリプト:ああ、ここは“悪い場所”だ(Crypto in 2026: Oh, This Is the Bad Place)』が話題になっている。書いたのはエンジニアで批評家のスティーヴン・ディール。主張の核心はひとこと——「ビットコインの値段が表しているのは、ビットコインの値段だけ」。ふつうの株には裏に“会社”があり、利益や資産という中身が値段を支えるが、ビットコインにはその裏付けがなく、上がるのは「あとから来た人が、もっと高く買ってくれる」から(=より大きなバカ理論)にすぎない、と彼は言う。つまり本質は投資ではなくカジノで、人々は最初の軽い売買から、何倍も賭けられるオプション・“予測市場”・スポーツ賭博へとするする進み、スロットマシンのようなドーパミンでやめられなくなる——とくに、住宅は高く賃金も上がらない“将来に絶望した”若者ほど、ギャンブルが「合理的な選択」に見えてしまう(financial nihilism=金融ニヒリズム)。記事が挙げる例も強烈で、予測市場では「2025年中にイエス・キリストが再臨するか」を賭ける商品に約300万ドル(4億円超)が動き、ある軍人が機密情報を使って40万ドル超を稼いだ疑いまで出た、という。さらにディールが最も怒るのは“見張り役”の崩壊だ。本来こうした賭けから一般の人を守るはずの監督官庁(米CFTC)が、職員を約700人から535人ほどへと減らされる一方、業界は政治に巨額の資金(ある政治資金団体は2024年向けに2.6億ドル超を集めた)を投じている、と指摘する。守る側が痩せ、稼ぐ側=胴元が太る——だから彼は「ここは“悪い場所”だ」と嘆く。ひかり・ことね・みずき・ひなたの4人が掘る。

みずき:…ねえ。“中身はよくわからないけど、なんか儲かるらしい”。——世の中で、そういうのに人がいちばん群がるもの。なんだと思う。

ひかり:えっ、なになに、クイズ!? ……あ、わかった、クリプトでしょ! ビットコインとか! わたしも気になってたんだ、あれってさ、買っとくだけでお金が増えるんでしょ? よーし、お小遣い、ぜんぶつっこんで——

みずき:…はい、そこまで。それ、いちばん危ないやつ。

ことね:落ち着いて、ひかり。ちょうどそのクリプトについて、すごく辛口な文章が話題になってるの。タイトルが『2026年のクリプト:ああ、ここは“悪い場所”だ』。スティーヴン・ディールっていうエンジニアが書いたの。彼の主張のいちばんの核心はね——「ビットコインの値段が表しているのは、ビットコインの値段だけ」。

ひかり:……え? ビットコインの値段は、ビットコインの値段……? えっと、それって、すっごく当たり前のこと言ってない……? どういう意味なの?

ことね:ふつうの株はね、その裏に“会社”があるの。お店が儲かれば株も上がる、っていう“中身”があるでしょ。でもビットコインには、その中身——会社の利益とか、家賃が入ってくるとか——が無い、って彼は言うの。値段が上がるのは、ただ「あとから来た人が、もっと高く買ってくれるから」だけ。これ、“より大きなバカ理論”って呼ばれてね。自分より高く買う“次のバカ”がいるあいだだけ、値段が上がるの。だから本質は、投資っていうより……

みずき:…ただのカジノ。記事もそう言ってる。最初はみんな『ちょっとビットコイン買ってみよ』なの。そのうち、もっと刺激の強いやつ——何倍も賭けられるオプションとか、“予測市場”とか、スポーツ賭博とかに、するする進んでいく。スロットと同じで、当たると脳がビリッとして、やめられなくなる。…将来に希望が持てない若い子ほど、そこに沈むって。

ことね:その“予測市場”の例がね、もう、すごいのよ。記事いわく——「2025年のうちに、イエス・キリストが再臨するかどうか」を賭ける商品があって、決着までに約300万ドル、日本円で4億円以上が動いた、って。神さまの再臨に、本気で大金を張る人がいた、っていう……。

ひなた:ふぁ〜っ!? か、神さまが、帰ってくるかどうかで、かけごとをするのです……!? ……あのう。もし「はい、帰ってくる」に賭けて、ほんとうに帰ってきたら……その人、勝ったお金を、どこに、もらいに行くのです……?

みずき:…ひなた、それ、核心。だれも“はい”の払い戻しなんて、本気で気にしてない。みんな、値が上がった下がったで、その場でお金を取り合ってるだけ。…結局、信じてるのは神さまじゃなくて、“次に来る客”なんだよ。

ことね:記事がいちばん怒ってるのは、その先なの。本来こういう“賭け”から普通の人を守るはずの見張り役——監督官庁ね——が、どんどん人手を減らされてて、アメリカのある規制当局は職員が約700人から535人くらいまで減った、って。その一方で、業界は政治に巨額のお金を投じてる。守る側が痩せて、稼ぐ側が太る。だからディールは『ここは“悪い場所”だ』って嘆いてるのよ。

みずき:…カジノで唯一ぜったいに勝つのは、いつだって胴元。…で、その胴元に、見張りまで雇われてたら。…そりゃ、悪い場所だわ。ひかり、お小遣いは、ちゃんと財布にしまっとけ。

まとめ:エンジニアのスティーヴン・ディールの辛口エッセイ『2026年のクリプト:ああ、ここは“悪い場所”だ』が話題。核心は「ビットコインの値段が表すのは、ビットコインの値段だけ」——株とちがって裏に会社や利益という“中身”がなく、上がるのは「次にもっと高く買う人がいる」から(より大きなバカ理論)だけで、本質は投資ではなくカジノだ、という主張。人は軽い売買から、レバレッジ・予測市場・スポーツ賭博へとドーパミン任せに進み、将来に絶望した若者ほど沈むと警告する。記事が挙げる例では、予測市場で「2025年中のイエス・キリスト再臨」に約300万ドルが動いたという絶句もの。さらにディールは、一般人を守る監督官庁(米CFTC)が約700人→535人へ人員を減らされる一方、業界が政治に巨額を投じる“見張り役の崩壊”に最も怒る。みずき曰く——カジノで唯一ぜったい勝つのは胴元。その胴元に見張りまで雇われてたら、そりゃ悪い場所だわ。ひかり、お小遣いはちゃんと財布にしまっとけ。

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