会社のために作った道具が数日で大ヒット→その会社にクビ。Google社員が『Google Workspace CLI』を勝手に公開して起きた、皮肉すぎる顛末
「会社の製品を便利にする道具を作って大ヒットさせたのに、その会社をクビになった」——そんな“皮肉すぎる”体験談がHacker Newsで1位になり話題に。語ったのはJustin Poehnelt(ジャスティン・ポーネルト)。約7年Googleに勤め、Workspace(Gmail・カレンダー・ドキュメントなどGoogleの“仕事道具”)の開発者を支援するチーム(DevRel)にいた人だ。彼が作った「Google Workspace CLI」は、それらの仕事道具を“黒い画面”——コマンドライン、つまり文字でパソコンに命令する操作——からサッと扱える道具。これがエンジニアに大ウケして、技術ニュースのHacker Newsで1位、GitHubで数千の“スター”(お気に入り)を集め、数日で何千人ものユーザーがついた。だが彼は、その道具をGoogle公式の置き場(GitHubの googleworkspace 組織)に、Googleのロゴとブランド色つきで“勝手に”並べてしまった。社内ルールでは、ブランドを使うなら事前に届け出て法務の承認を得る決まりで、それを飛ばしたため法務に問い詰められた——というのが手続き上の問題だ。ただし本人の見立ては別で、「本当の原因は、上層部がAIエージェントに仕事を“横取り”されるのを怖がっていたことだ」と語る。そして皮肉なのは、彼が解雇されたほぼ直後に、Google自身が“公式のWorkspace CLI”を出すと発表した点——道具のアイデアそのものは否定されなかった。コメント欄でも『OSSの公開はDevRelの仕事の範囲だ』『でも無断でブランドを使ったのは一線を越えた』と賛否が割れた。ひかり・ことね・みずき・ひなたの4人が掘る。
ことね:ねえ、ちょっと信じられない話をひとつ。ある会社の社員が、その会社の製品を“もっと便利に使える道具”を作ったの。それがたった数日で世界じゅうに広まって、大ヒット。……なのにね、その人、その道具を作ったせいで、会社をクビになったのよ。
ひかり:えええっ!? 待って待って、会社の役に立つもの作ったんでしょ!? ふつう表彰されるやつじゃん! なんでクビなのっ、意味わかんない、めっちゃ気になるっ!
ことね:順番にね。作ったのはJustin Poehneltさん、Googleに7年いたベテランで、Workspace——Gmailやカレンダー、ドキュメントみたいなGoogleの“仕事道具”ね——その開発者をサポートするチームにいた人。彼が作った「Google Workspace CLI」は、その仕事道具を“黒い画面”、つまり文字でパソコンに命令する画面から、サッと操れる道具なの。これがエンジニアに大ウケして、技術ニュースのHacker Newsで1位、GitHubでも数千人が“スター”(お気に入り)を付けて、数日で何千人も使い始めた。
ひかり:黒い画面って、映画でハッカーがカタカタ打ってる、あれ!? そんなにみんなに愛された道具なのに……ねえ、ほんとに、なんでクビになっちゃったの?
みずき:…ここからが裏側。そいつ、その道具を“Google公式”の棚に、Googleのロゴとブランド色つきで、勝手に並べたんだよ。会社のルールだと、看板を使うなら先に届けを出して、法務のOKをもらう決まり。それをすっ飛ばした。だから法務に「なんでウチのロゴ勝手に使ってんの」って詰められた。…まあ、そこは怒られても文句言えない。
ことね:そう、手続きを飛ばしたのは擁護できないの。ただ、本人の見立ては少し違ってね。「本当の原因は、上の人たちがAIエージェントに自分たちの仕事を“横取り”されるのを怖がってたことだ」って。しかも、いちばん皮肉なのが——彼がクビになったほぼ直後に、Google自身が“公式のWorkspace CLI”を出すって発表したの。つまり、道具のアイデアそのものは、否定されなかったわけ。
みずき:…作った本人はクビ、道具のアイデアは会社が頂く。手柄だけ残して、人は消す。…で、それ誰得なの。少なくとも、作った本人は、まったく得してない。
ひなた:ふぁ〜……その道具さん、だいすきなおうちの“看板”を、がまんできずに、はやくつけちゃったのです。……あのね。きらいなおうちの看板なんて、勝手につけたりしないのです。すきだから、はやく、みんなに見せたかったのです。……それで、おうちを出されちゃうの、ちょっと、さみしいのです。
ことね:……ひなた、それ、たぶん本質を突いてる。コメント欄でも賛否が割れててね。「OSSを公開するのはDevRelの仕事の範囲だ」って擁護する人と、「いや、会社のブランドを無断で使ったのは一線を越えてる」って人と。たぶん、どっちも正しいの。好きと、ルール違反が、同じ一個の道具に同居しちゃった。
みずき:…“好きだから勝手にやった”が、いちばん怒られる。会社あるあるの、いちばん切ないやつだ。…まあ、いい道具だったのは、ほんとなんだろうな。
まとめ:「会社の製品を便利にする『Google Workspace CLI』を作って数日で大ヒットさせた社員(Justin Poehnelt・在籍約7年)が、その会社にクビにされた」という体験談がHacker Newsで話題。手続き上の問題は、Google公式の置き場にロゴ・ブランド色つきで“無断”公開し、法務承認のルールを飛ばしたこと。ただ本人は「真因は上層部がAIエージェントによる“仕事の横取り”を恐れたこと」と見ており、皮肉にも解雇のほぼ直後にGoogle自身が公式CLIを出すと発表した。コメント欄も「OSS公開はDevRelの仕事の範囲」派と「無断ブランドはアウト」派で割れた。ひなた曰く、好きなおうちだから、がまんできず早く看板をつけちゃったのです。みずき曰く——“好きだから勝手にやった”が、いちばん怒られる。