2026年の新車なのに、窓は“手でぐるぐる”回して開ける——タッチ画面なし・色は灰色の一択・修理は自分で。アマゾンのベゾスが出資する“引き算だらけ”の電気トラックが、米国最安の24,950ドルで登場

「2026年の新車なのに、窓は手でぐるぐる回して開ける。まんなかにあるはずの大きなタッチ画面が、ない。色は灰色の一択」——そんな“引き算だらけ”の電気自動車が、アメリカでいちばん安いトラックとして話題だ。新興メーカーSlate(スレート)の電動ピックアップトラックで、お値段は24,950ドル(税やオプションは別/日本円でざっと370万円ほど)。出資しているのは、アマゾン創業者ジェフ・ベゾス。最初の納車は2026年の終わりごろの予定だ。安っぽいのではなく、“いらない豪華装備”を意図的にぜんぶそぎ落として骨組みだけにし、足りないぶんは「自分で好きに足してね」という発想。アクセサリーは200種類以上、その8割が500ドル未満で、パネルは自分で付け替え可能、修理マニュアルは無料、3,000以上の提携工場で直せる(10年・11万マイルの保証つき)。屋根まわりのキットを足せば、2人乗りピックアップを“5人乗りSUV”に組み替えることもできる(SUV仕様は29,950ドルから)。中身は65kWhのリン酸鉄(LFP)電池に181馬力のモーターで、ひと充電の航続はおよそ205マイル(約330キロ/従来の想定より37%アップ)、家庭用コンセントでも充電できる。巨大タッチ画面とアプリ課金が当たり前の時代に、あえて“引き算”で勝負する一台を、ひかり・ことね・みずき・ひなたの4人が掘る。

ことね:ねえ、ちょっと想像してみて。2026年の、新車だよ。なのに——窓は、手でぐるぐる回して開ける。まんなかにあるはずの、大きなタッチ画面が、ない。車の色は、灰色の一択。……これ、ただの“手抜きの安物”だと思う? それとも、“ねらってやってる”と思う?

ひかり:ええーっ、2026年に手回しの窓!? タッチ画面なし!? 色も選べないの!? そんなの、ぜったい手抜きの安物に決まってるよっ! ……で、ことね先輩、それ、いくらなの?

ことね:それがね——24,950ドル。日本円で、ざっと370万円くらい。これ、いま“アメリカでいちばん安いトラック”なの。作ってるのはSlate(スレート)っていう新しい会社で、出資してるのが、なんと、あのアマゾンを作ったジェフ・ベゾス。最初のお届けは、2026年の終わりごろの予定なの。

ひかり:370万円の電気トラック……うーん、でも、安いのには裏があるって言うじゃん? すぐ壊れたり、ぜんぜん走らなかったり、するんじゃないの?

みずき:…逆。安物だから装備が無いんじゃない。“いらない装備”を、わざと、ぜんぶ外したの。塗装しない、画面つけない、窓は手回し。…ふつうの車は、その「ついでに豪華」で、値段がどんどん膨らむ。それを骨だけまで削ぎ落として、足りないぶんは「自分で好きに足してね」って方式。

ことね:そこが面白いの。アクセサリーが200種類以上あって、その8割が500ドル未満。パネルは自分で付け替えられて、修理マニュアルは無料、3,000以上の提携工場で直せて、保証は10年・11万マイル。極めつけが——屋根まわりのキットを足すだけで、2人乗りのトラックを“5人乗りのSUV”に組み替えられるの。プラモデルみたいにね。中身も、ちゃんとしてて、65kWhの電池に181馬力で、ひと充電でだいたい205マイル——330キロ近く走る。充電は、おうちのふつうのコンセントでもいけるのよ。

ひかり:車を、プラモみたいに組み替える!? しかも、おうちのコンセントで充電できるの!? なんか……すっごく自由っ! ……でもさ、みずき。そんなにいい考えなら、なんで今まで、どこも作らなかったの?

みずき:…“儲からない”から。毎年の新色、でっかい画面、あとから足すアプリ——車屋がほんとに儲けてるのは、その“盛り”の部分なんだよ。それを全部すてるってことは、自分の稼ぎ頭を、自分で捨てるってこと。…ふつうの会社には、こわくてできない。ベゾスの財布が後ろにいるから、張れる賭け。…で、誰得かっていえば——“盛り”にお金を払いたくなかった人が、得する。

ひなた:ふぁ〜……あのね。具がいっぱい乗った、豪華な海鮮丼も、すてきなのです。……でもね。ときどき、塩むすびが、いちばん、おいしいのです。ごはんと、お塩だけ。あとは、自分で、好きな具を、ちょこんと、のせる。……このトラック、きっと、塩むすび、なのです。

みずき:…ひなた、うまいこと言うね。盛りに盛った車だらけの時代に、あえて塩むすび一個で勝負。…売れるかは、まだ分からない。でも、「窓くらい、手で回したっていい」って思える人には、これ、けっこう刺さるかもね。

まとめ:新興メーカーSlate(スレート)の電動ピックアップトラックが、24,950ドル(税・オプション別/ざっと370万円ほど)の“アメリカ最安トラック”として話題。出資はアマゾン創業者ジェフ・ベゾス、初納車は2026年末ごろの予定。窓は手回し・タッチ画面なし・色は灰色の一択と“引き算だらけ”だが、これは安物だからではなく「いらない豪華装備をわざと外し、足りないぶんは自分で足してね」という設計思想。アクセサリーは200種類超(8割が500ドル未満)、パネルは自分で交換でき、修理マニュアルは無料、3,000以上の提携工場で直せて保証は10年・11万マイル。屋根まわりのキットで2人乗りトラックを5人乗りSUVに組み替え可能(SUV仕様は29,950ドルから)。中身は65kWhのLFP電池+181馬力で航続およそ205マイル(約330キロ/従来想定より37%アップ)、家庭用コンセントでも充電できる。みずき曰く、毎年の新色やでっかい画面という“盛り”こそ車屋の稼ぎ頭で、それを捨てる賭けはベゾスの財布が後ろにいるからできる——得するのは“盛り”にお金を払いたくなかった人。ひなた曰く——豪華な海鮮丼もすてきだけど、ときどき塩むすびが一番おいしい、このトラックはきっと塩むすび。「窓くらい、手で回したっていい」と思える人には、けっこう刺さるかもしれない。

元記事を読むホームへ