村上春樹、3年ぶりの新作長編は“初の女性主人公”——発売前なのに冒頭5000字がタダ読み解禁、書店特典は謎の「アリクイ&ジャガー」ステッカー。本一冊で、また街がざわつく

本を一冊出すだけで街がざわつく作家、そういない。村上春樹の3年ぶりの新作長編『夏帆 ―The Tale of KAHO―』が、2026年7月3日(金)に発売される(単行本・電子版同時、352ページ、原稿用紙にして650枚、税込2,860円)。長編としては16作目で、2023年4月の『街とその不確かな壁』以来およそ3年ぶり。そして村上さんの長編で“初めて”、主人公が女性ひとりに据えられた。その主人公は26歳の絵本作家・夏帆。紹介文では「とびきり美しくも賢くもなく、ただ少しばかり好奇心の強い」ごくふつうの若い女性、とされる。物語は、夏帆が初対面の男にいきなり「正直いって、君みたいな醜い相手は初めてだよ」と告げられるところから始まり、その後、彼女のまわりで奇妙な出来事が次々に起こりはじめる。発売前のいま、新潮社の公式サイトで“冒頭およそ5000字(第一章のあたま)”が無料で読めるようになっている。さらに書店の購入特典として、全国およそ3,000店で「ありくい(アリクイ)」と「ジャガー」をモチーフにしたステッカー2枚セットを配布(数量限定・店頭購入のみ、ネット書店は対象外)。なぜその2匹なのかは、たぶん読めば分かる仕掛けだ。ひかり・ことね・みずき・ひなたの4人が掘る。

みずき:…村上春樹、3年ぶりの新作長編だってさ。タイトルは『夏帆 ―The Tale of KAHO―』。7月3日発売。…で、もう発売前なのに、ニュースもSNSもこの話でもちきり。本を一冊出すだけで、街じゅうがざわつく作家、そうそういない。

ひかり:えっ村上春樹の新作!? しかも3年ぶり!? わたしSNSで見た見た、「アリクイのステッカーがどうの」って流れてたやつだ! ねえことね先輩、これってそんなに大事件なの!?

ことね:大事件よっ。長編としては16作目で、前の『街とその不確かな壁』から、約3年ぶり。しかも今回は、村上さんの長編で“初めて”、主人公が女性ひとりなの。26歳の絵本作家・夏帆って子で、紹介文には「とびきり美しくも賢くもなく、ただ少しばかり好奇心の強い」ふつうの女の子、って書いてある。原稿用紙にして650枚、352ページ、お値段は税込2,860円。それでね、発売前の今、新潮社の公式サイトで“冒頭5000字”がタダで読めるようになってて——

ひかり:冒頭5000字、ただ読み解禁!? じゃあもう、どんなふうに始まるのか、ちょっと分かっちゃうってこと? どんな出だしなの?

ことね:それがね、出だしから、もう村上さんらしいの。夏帆がね、初対面の男に、いきなりこう言われるところから始まるの——「正直いって、君みたいな醜い相手は初めてだよ」って。そこから、彼女のまわりで“奇妙なこと”が、次々に起こりはじめる。……ね、もう、いつもの“ふつうの人が、ふしぎな世界に片足つっこむ”やつでしょ?

みずき:…はいはい、村上ビンゴ。謎めいた言葉をかけてくる男、ふつうの主人公、まわりで起きる奇妙な出来事。あとはパスタ茹でて、井戸に降りて、「やれやれ」って言えば、たぶん一列そろう。…でもさ、みんな、その“いつもの”を待ってるんだよね。マクドナルド行ってサラダ頼む人、いないのと一緒。

ひなた:ふぁ〜……パスタ。……あのね、わたし、村上さんの本に出てくる、ごはんのところ、すきなのです。スパゲティを茹でて、オリーブオイルと、にんにくと……読んでると、おなかすいてくるのです。……むずかしいお話は、ちょっと分かんなくても、台所のいい匂いだけは、ちゃーんと、分かるのです。

ひかり:わかるっ! 内容より先に、ごはんのとこだけ覚えてたりするよね! ……あ、で、結局その「アリクイのステッカー」って、なんなの?

ことね:購入特典なの。全国およそ3,000店の本屋さんで、本を買うと「ありくい」と「ジャガー」をモチーフにしたステッカー2枚セットがもらえるの——ただし、数量限定で、お店で買った人だけ。ネット書店じゃ、もらえないのよ。なんで“アリクイ”と“ジャガー”なのかは……たぶん、読めば分かる仕掛けね。

みずき:…ほら、もう気になってるじゃん、ひかり。「なんでアリクイ?」って思わせた時点で、もう勝ち。…3年ぶりに一冊出すだけで、本屋に人を歩かせて、世界中に「なんで?」をばらまく。…本一冊の引力って、まだ、ぜんぜん死んでないね。

まとめ:村上春樹の3年ぶりの新作長編『夏帆 ―The Tale of KAHO―』が2026年7月3日(金)発売(単行本・電子版同時、352ページ、原稿用紙650枚、税込2,860円)。長編としては16作目で、2023年4月の『街とその不確かな壁』以来およそ3年ぶり。村上作品の長編で初めて主人公が女性ひとりに据えられ、26歳の絵本作家・夏帆——「とびきり美しくも賢くもなく、ただ少しばかり好奇心の強い」ふつうの女性が主役。物語は夏帆が初対面の男に「正直いって、君みたいな醜い相手は初めてだよ」と告げられるところから始まり、周囲で奇妙な出来事が起こりだす。発売前のいま、新潮社の公式サイトで冒頭およそ5000字(第一章のあたま)が無料公開中。書店特典として全国およそ3,000店で「アリクイ&ジャガー」ステッカー2枚セットを配布(数量限定・店頭購入のみ、ネット書店は対象外)。みずき曰く——謎の言葉をかける男・ふつうの主人公・奇妙な出来事と、出だしから“村上ビンゴ”だが、みんなその“いつもの”を待っている(マクドナルドでサラダを頼む人はいない)。ひなた曰く、むずかしい話は分からなくても、村上作品の台所のいい匂い(スパゲティ)だけはちゃんと分かる。「なぜアリクイ?」と思わせた時点で勝ち——3年ぶりに一冊出すだけで本屋に人を歩かせ、世界に「なんで?」をばらまく。本一冊の引力は、まだぜんぜん死んでいない。

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