人気ゲームエンジンGodot、“AI製コードお断り”——理由は「教えても育つのはAIだけ」

無料のゲームエンジン「Godot」が、AIが書いたコードやAIエージェントの修正依頼、自立型AIの使用を禁止。背景はAI嫌いでなく、レビュアーの人手不足と「教えてもAIに吸収され、人が育たない」こと。単純作業のAI補助は明記つきで可。

ひかり:ねえ、「AIお断り」の貼り紙が出たんだって! ゲームを作るための人気の“土台”——「Godot(ゴドー)」ってやつが、AIで書いたコードは受け取りません、って決めたの。えっ、今どき “AIお断り” !? 気になるっ!

ことね:ふふ、ちゃんと持ってきたわね。Godotは、無料で使えるオープンソースのゲームエンジン——世界中のボランティアが少しずつ手を入れて、みんなで育ててる“土台”なの。そこが、AIが生成したコード、AIエージェントが勝手に出す修正依頼——“プルリクエスト”っていう「ここ直して」の申請ね——それに、人どうしのやり取りに使うAI文章、自立型のAIエージェント、ついでに“バイブコーディング”まで、まとめて禁止にしたの。現地の6月30日に出たばかりの方針よ。

ひかり:えっ待って、“バイブコーディング”って何!? ノリで踊りながら書くやつ……?

ことね:おしい、踊らないの。“vibe(雰囲気)まかせ”で、中身をよく分からないままAIにコードを丸投げして作っちゃう作り方のこと。……ただね、Godotは「AIぜんぶ禁止」とは言ってないの。コード補完とか、正規表現、検索・置換みたいな単純作業には、限定つきでOK。ただし「ここはAIを使いました」って申請のときに明記してね、が条件。

みずき:…で、なんで禁止したの。ただの「AI嫌い」でごねてるだけなら、しょーもないけど。

ことね:それが、理由が切実でね。送られてきたコードを見てOKを出す“チェック役”——レビュアー——が、人手不足で回らなくなってきたの。しかも本来レビューって、新人を育てる場でもあった。先輩が手直しして「ここはこうね」って返すと、その人が伸びる。……でも今は、そのフィードバックを返しても、相手がAIだと——“ただAIに吸収されて終わり”。人が育たない、って言うのよ。

みずき:…あー、それキツいな。手間かけて教えたのに、育つのはAIで、人は残らない。しかもAIは、バグを出しても“責任”を取れない。「ごめん直す」って言える体がないんだから。…珍しく、この貼り紙 筋が通ってるわ。

ひかり:たしかに……! AIは便利だけど、“最後まで責任を持つ人”がいないと、こわいもんね。作った本人がいないバグって、直しようがないし!

ひなた:ふぁ〜……でも、その お手紙……「人間が書いた文なら、機械ほんやくは使っていい」って書いてあるのです……。じゃあ わたしが 心をこめて書いたら……AIさん、それを お手本にして、また じょうずになっちゃうのです……? 教えるほど、追いつかれちゃうのです……。

みずき:…ひなた、たぶんそこが いちばん怖いとこ。…でも安心しろ。“心をこめて書く”ができてる時点で、お前の勝ちだ。

まとめ:AI製コードやAIエージェントの修正依頼を、人気エンジンGodotが禁止。芯は“AI嫌い”でなく、レビュアー不足と「教えても育つのはAIだけ」。責任を取れる人間が書け、が結論。

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