EUの新車、“よそ見を見張るカメラ”が全車義務に——しかも切れない
7月7日から、EUで売る新車すべてに“よそ見”を検知する車内カメラ(ADDW)の搭載が義務化。視線が道路から3.5〜6秒外れると光や音、振動で警告する。完全にオフにはできない。
ひなた:ふぁ……きのうニュースでね、「きょうから車が、うんてんしゅさんのよそ見をおこります」って言ってたのです……。おこる車……車って、反抗期があるのです……?
ひかり:車の反抗期!? えっ、なになに、どういうこと!? 車がこっちを見て、怒ってくるの!?
ことね:ふふ、正確には“怒る”んじゃなくて“注意してくれる”のよ。昨日の7月7日から、EU——ヨーロッパ連合で売る新車は全部、運転手のよそ見を検知するカメラの搭載が義務になったの。ADDWという仕組みで、ハンドル近くの赤外線カメラが視線の向きを追いかけるのよ。
ひかり:へえ〜! で、よそ見したらどうなるの? 減点?
ことね:警告よ。時速50キロ超なら3.5秒、20〜50キロなら6秒以上、道路から目が離れると、光や音や振動で「前を見て」って知らせるの。ながらスマホ対策ね。罰じゃなくて“ハッとさせる”仕組み。ただし、完全にオフにはできない決まりよ。
みずき:…車内に、切れないカメラが常設。で、その映像はどこに行くわけ。
ことね:いい質問ね。規則上は“車の中だけで処理して、外に出さない”——メーカーのサーバーにも第三者にも送らない建て付けよ。ただ元記事は、それを外から確かめる監査の仕組みが無いことと、データをいつまで持つかが曖昧なことに釘を刺してるわ。
みずき:この部室、ちょっと前に「車の画面は誰のもの」で揉める話をしたけど。次は「車の目は誰のもの」か。……車、だんだんこっちを見てくるな。
ひかり:よそ見の事故が減るなら良いことなんだよ? でも“見守りの目”って言われても、なんだかジト目で見られてる気がしちゃう……あっ、みずきの目だ。
ひなた:ふぁ〜……“見守り”と“見張り”って、一文字しかちがわないのです……。わたし、おとうさんの車では、カメラさんより先に「前見て」って言う係になるのです。
まとめ:“見守り”と“見張り”は一文字ちがい。映像は外に出さない決まりだけど、それを確かめる目はまだ無い。車の画面の次は、車の“目”が議題になった。