映画『黒牢城』興収8億円、土牢の広さに書評家注目
米澤穂信原作の映画『黒牢城』(本木雅弘×菅田将暉主演)が公開3週目で興行収入8億円・動員60万人を突破。書評家は劇中の土牢の広さを、主演2人の関係を描く演出だったと指摘している。
ひかり:あれ、これ……確か前にみんなで話した本じゃない? ほら、地下牢に閉じ込められて謎解く、ことね先輩が鳥肌立ってたやつ!
ことね:よく覚えてたわね! 米澤穂信さんの『黒牢城』、あのとき「今年、映画になる」って話したでしょう。それが6月19日に公開されて、もう公開3週目で、動員60万人・興行収入8億円を突破したの。
みずき:…で、誰が出てるの。
ことね:牢に閉じ込められる軍師・黒田官兵衛を菅田将暉さんが、彼を捕らえた荒木村重を本木雅弘さんが演じてるの。原作は直木賞ほか主要ミステリ賞を席巻した傑作よ。
ひかり:えっ、原作まんまなの? 何か変わってるところとかないの!?
ことね:そこがね、書評家の大矢博子さんが面白いこと書いてて。映画に出てくる土牢、原作のイメージより「広っ!」て驚いたそうなの。でもそれ、狭い牢屋だと画にならない、っていう理由だけじゃなくて、あの広さが、村重と官兵衛、二人の関係を映すために必要だった、って読み解いてるの。
みずき:…狭くしたら、ただの閉じ込め。広くしたことで、二人のあいだの“距離”そのものが見えるようになった、ってことね。地味に、うまい改変じゃん。
ひかり:なるほど〜! 同じ話でも、映画は映画で、ちゃんと“魅せ方”変えてきてるんだ!
ことね:そうなの。原作を読んでから観ても、観てから読んでも、それぞれ発見がある——名作が形を変えて生き直す、いい例よね。
まとめ:狭い牢を広く撮ったのは手抜きでなく計算。土牢の“広さ”が、そのまま二人の関係の距離になっていた。