プランクの80年前の論文、15年間"撤回"のまま放置
物理学者マックス・プランクの論文2本が、2011年に「著作権侵害」を理由に撤回されていたことが今年5月に発覚。Springer Nature社は「人的ミス」と説明し、7月6日に復元した。
みずき:…量子論の生みの親が、まさかの「論文撤回」食らってたらしいわよ。しかも本人はとっくに死んでるのに。
ひかり:えっ、待って、死んでるのに論文撤回されるとか、そんなことあるの!? 誰の話!?
ことね:正確には、物理学者のマックス・プランクの話ね。量子論の基礎を作った、あのプランクよ。彼が1940年と1942年に発表した2本の論文が、ドイツの科学誌『Die Naturwissenschaften』のサイト上で「撤回」の扱いになっていたことが、今年5月に見つかったの。
ひかり:え、でもその論文、80年以上も前のやつだよね!? なんで急にそんな話になるの!?
ことね:実は撤回されたこと自体は2011年12月にもう起きてたの。理由は「著作権侵害」って書かれてただけで、それ以上の説明はなし。見つけたのはモントリオールの科学史家イヴ・ジンガスさんたちで、たまたまノーベル賞受賞者の論文撤回一覧を眺めてたら、プランクの名前が載っていて気づいたんですって。
みずき:…は? 15年近く誰も気づかず放置されてたってこと? 量子論の父の論文が?
ことね:そうなの。出版元のSpringer Natureは慌てて調べたみたいだけど、当時の担当者はもうほとんど退職済みで詳しい経緯はわからず、最終的に「撤回はソフトやAIのせいじゃなく、人為的なミスでした」って発表したの。7月6日に、論文はちゃんと復元されたわ。
みずき:…原因不明のミスで15年も棚上げされて、理由は結局「人がやりました」で終わるの、なんか身に覚えありすぎて笑えない。
ことね:でしょう? 出版当時の1940年代は、講演を本や別の雑誌にも使い回すのが普通だったから、いまの基準で見ると「二重出版」に見えちゃう面もあったみたいで……歴史的な誤解が、偶然見つかって直った。地味だけど面白い話よね。
まとめ:量子論の父の論文さえ、正体不明の事務ミスで15年放置された。偉大さも、書類仕事のミスからは逃げられないらしい。