Xcodeを一度も開かず、コマンドラインだけでアプリ出荷

「Xcodeは難しい」という嘆きに、ある開発者が「そもそも開かなければいい」と回答。Xcodeは入れたまま画面を閉じ、ビルドから公証・配布までをコマンド一本のスクリプトで自動化する手順を公開した。

ひかり:見て見てっ、この人ちょっと変なの。アプリを作る「Xcode」っていう超むずかしいソフト、あるでしょ? それを一度も開かずに、Macアプリを作って売っちゃってるんだって。……開かずに、ってどういうこと!?

ことね:あはは、正確にはね、Xcodeそのものは入れておくの。ただ、あの画面を開くのをやめる、って話。組み立ても、Appleへの申請も、配布も、ぜんぶコマンドライン——文字を打って回すの。最初に一度だけ設定すれば、あとはマウスいらずよ。

みずき:…わざわざ用意した高機能ソフトを、入れるだけ入れて開かない。宝の持ち腐れを自分から選びにいくの、けっこう度胸あるわね。

ことね:それがね、ちゃんと理にかなってるの。Xcodeって、いじるたびに設定ファイルを勝手に書き換えちゃう。だから変更の記録——Gitと相性が悪いのよ。そこで「XcodeGen」って道具を使って、設定を一枚のテキストから毎回作り直す。人が手で触らないぶん、記録がきれいなまま残るの。

ひかり:へえ〜! じゃあ、作ったアプリをみんなに配るところまで、ぜんぶ文字だけでいけちゃうの?

ことね:いけるの。「release.sh」っていう一本の台本に、組み立て→署名→Appleに“安全です”ってお墨付きをもらう「公証」→仕上げ→インストール、まで順番に書いておくだけ。実行したら、あとは勝手に流れていく。しかもこの台本、まるごと自動化の道具に渡せるから、人が寝てる間にビルドさせることもできるのよ。

みずき:…毎回おなじ手順を、機械がおなじ順でやる。人間みたいに「あれ、どのボタンだっけ」が起きない。地味だけど、いちばん事故らないやり方ね。

ひなた:ふぁ〜……なんだか、おうちのカレーの作り方をノートに書いておくのと似てるのです。玉ねぎ炒めて、お肉入れて、ことこと煮て……。書いてあれば、ねぼけてても同じ味になるのです。……あ、でも、その書いた紙をなくしたら、いちばん困るのです。

まとめ:いちばん高機能なソフトを、あえて開かない。手順を一枚の台本にしてしまえば、アプリ作りは、ねぼけても同じ味になるカレーになる。

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