個人が10年で作った“脱Kindle”電子書籍リーダー

個人開発者が約10年育てたオープンソース電子書籍リーダー『Open Book Touch』がクラウドファンディング開始。DRMなしでEPUB等を読め、149ドル。数日で目標の6割に到達した。

ことね:今日は“読書”の話。電子書籍リーダーって、Kindleみたいに大きな会社の端末がほぼ一択でしょう? そこにね、ひとりの開発者が10年がかりで挑んだの。設計図もソフトも全部手作りの「Open Book Touch」が、クラウドファンディングを始めたのよ。

ひかり:えっ、Kindleじゃない電子書籍リーダー! しかも、ほぼ手作り!? 気になる〜、どんなのなの?

ことね:作ったのはジョーイ・カスティーヨさん。設計図も中のソフトも公開された“オープンソース”の読書機で、2019年ごろからコツコツ育ててきたの。画面は明るさも色あいもタッチで変えられる、目にやさしいe-ink。それをCrowd Supplyってサイトに出したら、数日で目標の6割まで集まって——お値段は149ドルよ。

みずき:…で、それ誰得なの。Kindleならもっと安いのもあるし、賢いし、本も勝手に落ちてくる。わざわざ手作りのを買う意味ある?

ことね:意味はあるの。このリーダー、いちばんの売りは“DRMがかかってない”ことなのよ。

ひかり:でぃー・あーる・えむ……? ごめん、それ何ー?

ことね:ざっくり言うと「この本は、この端末でしか読めません」っていう鍵。Kindleで買った本を、よその機械に移せないのはこのせいなの。Open Book Touchにはその鍵が無くて、自分で用意したEPUBやテキストのファイルを、SDカードに入れて読む。作者いわく「読書に月額料金はいらないし、囲い込みの箱から締め出される心配もいらない」——それが作りたかったものなんですって。

みずき:…Amazonの牙城が崩れるとは思えないけど。“自分の本が、ちゃんと自分のもの”って、地味に大事よね。

ひなた:ふぁ〜……わたし、おやつを食べながら読む本は、やっぱり“わたしの本”がいいのです。「これは貸してるだけですよ」なんて言われたら、こぼれたおせんべいのかけらまで、申し訳なくなっちゃうのです。……ぜんぶ自分のなら、堂々とこぼせるのです。

まとめ:手作りの読書機がAmazonに勝つことはない。それでも“この本は全部あなたのもの”と言い切れる自由に、149ドルの値札がついた。

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