「help」と打って解く名作ミステリ、有料リメイクで復活
去年ネットで無料公開され賞も獲った推理ゲーム『Type Help』が、『ギャリー邸事件』として有料リメイク。1936年の館の変死事件を、古いPCに"help"と打ち込んで解く名作に、フルボイスや描きおろし絵、日本語対応を追加。Steamで97%が好評。
ことね:無料で遊べた"傑作ゲーム"に、いま、わざわざお金を払う人が続出してるの。Steamのレビューは627件、その97%が好評——"圧倒的に好評"のお墨付き。……ちょっと、順番に話すわね。
ひかり:え、タダで遊べたのに、お金を払う!? しかもそんな大好評なの!? いったいどんなゲームなのー?
ことね:もとは『Type Help』っていう、去年ネットで無料公開された推理ゲーム。舞台は1936年、"ギャリー邸"で起きた、解けないと言われた大量死事件。プレイヤーは、ある人物の古いパソコンに残されたファイルを、コマンドを打ち込んで一つずつ掘っていくの。
ひかり:コマンドを打ち込む……? じゃあ、タイトルの"Type Help"って——
ことね:そう、まさにそれ。行き詰まったら、キーボードで"help"って打つ。遊び方が、そのままタイトルになってるのよ。ファイル名に、いつ・どこで・誰がいたか、が暗号みたいに仕込んであって、それを読み解いて"誰が、なぜ死んだのか"を組み立てる。『Obra Dinn』や『Her Story』の血を引く名作の系譜で、去年のミステリゲーム賞も獲ってるの。
みずき:…で。そのタダの名作を、こんど有料でリメイクした、と。無料で完成してたものに、お金を払う。で、それ誰得なの?
ことね:そこが今回の見どころでね。作った本人と、目をつけたゲーム会社が組んで、"リメイク級"に作り直したの。描きおろしの絵でビジュアルノベルにして、キャラ全員に声をつけて、専用の曲も足して、画面も3D化。新しい謎解きと、日本語表示まで追加。7月14日にSteamで出て、いまは10%オフの2,340円。……素っ気ない文字だけの名作が、フルコースになって帰ってきた感じ。
ひなた:ふぁ〜……"help"って打つと、助けてくれるゲーム……やさしいのです。わたしも、こまったときは"たすけて〜"って言うのがいちばんだって、いつも思うのです。……ひとりで抱えこんで謎が解けないより、ずっといいのです。
みずき:…まあ、無料で名作を世に出した人が、こんどはちゃんとお金をもらえる。それ自体は、悪くない話ね。"help"って打てば助けが来る世界は、作り手のほうにもあってほしいし。
ひかり:だよねっ! じゃあまずは無料版で"help"って打ってみて、ハマったらフルコースの方へ——それがいちばん賢い遊び方かも!
まとめ:無料で完成していた名作が、声と絵と曲をまとって出直してきた。まず"help"と打ってみて、ハマったらフルコースへ。それでいい。