「購入」した映画550本、9月に消えます
プレステで「購入」した映画550本が、9月1日から見られなくなる。配給元スタジオカナルとの配信ライセンスが切れるためで、返金もない。
ひかり:ねえ、お金を払って「購入」した映画が、ある日いきなり消される——なんてこと、ある!? それがいま、まさに起きてるの! プレステで買った映画、550本! 9月からごっそり見られなくなるんだって!
みずき:…待って。まず「購入」の定義から確認したい。買ったものが消えるなら、それ、購入じゃなくて長期レンタルでは?
ことね:…みずき、鋭いところ突くわね。それがまさに、今回いちばんの争点なの。正確にはね、ソニーが「スタジオカナル」っていう映画の配給元と結んでた配信の契約が、9月1日に切れるの。だからその日から、そこの作品——ターミネーター2とかロボコップとか、ぜんぶで550本——が、買った人のライブラリからも消える。しかも返金はなし。
ひかり:え、買ったのに、返金もなし!? じゃあ、あの「購入」ボタンを押した意味って……?
ことね:ここが大事なの。デジタルで「購入」しても、私たちが手にしてるのは、その映画を「見ていい権利」——ライセンスだけ。フィルムそのものを持ってるわけじゃないの。だから配信元との契約が切れると、見る権利のほうも一緒に消えちゃう。DVDやBlu-rayの円盤なら、契約が切れても手元に残る。……そこが、決定的に違うところ。
みずき:…つまり「買う」って言葉で、貸してるだけの実態を隠してた、と。……言葉のマジックね。しかも今回が初めてでもないんでしょ。
ことね:そうなの。数年前にも、別の配給元(ディスカバリー)の番組が同じように消えかけて、その時は炎上して30か月ぶん延長されたの。でも延びただけで、結局この6月に期限切れ。今回のスタジオカナルも、根っこはまったく同じ問題なのよ。
ひなた:ふぁ〜……なんだか、冷蔵庫にプリンを買って入れておいたのに、お店の人が「やっぱり貸してただけなので」って、勝手に持って帰っちゃう感じなのです……。それ、わたしのプリンだったはずなのに……。
みずき:…ひなたのたとえ、今日いちばん正しい。だから今また、わざわざ円盤を買い直す人が増えてるの。手元に置きたいものは、掴めるものを買うしかない。……クラウドの「棚」は、いつでも大家の都合で空にされるからね。
まとめ:デジタルの「購入」は、「ずっと見られる」保証つきではなかった。手元に残したいものは、いまも掴める円盤を買うしかない。