アップル、OpenAI移籍の元社員40人に"消すな"レター
アップルが、オープンAIに移籍した元社員ら約40人に"資料を保全せよ"との法的レターを送付。7月10日の企業秘密訴訟に続く動きで、争いは名指しの2人から、その周辺へと広がった。
ひかり:ねぇ、この前の"アップルがオープンAIを訴えた"話、覚えてる? あれね、まだ終わってなかったの! 今度はアップルが、元社員40人ぜんぶに"お手紙"を送りつけたんだってっ!
みずき:…この前、名指しで訴えられたのは元幹部が2人だけ。今度はその周りの40人に、いっせいに手紙。じわっと範囲を広げてきたわけね。
ことね:そう、明らかに一段ギアが上がったの。今月10日に訴えたあと、17日、アップルはオープンAIに移った元社員およそ40人に"証拠保全レター"を送った。これはね、"これから裁判で必要になるかもしれない資料を、消したり捨てたりせず、そのまま残しておいてください"っていう、法律上の正式なお願いなの。
ひかり:残しておいてください……って、要するにどういうことー?
ことね:ありていに言えば、"うっかりでも、証拠になりそうなデータを消したら、あとで不利になりますよ"の、すごく丁寧な釘刺し。訴えた2人だけじゃなく、その周りにも"こっちは見てますからね"って合図を送った、ということ。アップルは"分かっているのは、まだ氷山の一角"って構えなのよ。
みずき:…背景はシンプル。オープンAIは今、スマホの次みたいな"AIの機械"を作りたい。それには、ハードに強い人がごっそり要る。で、その手の人がどこに大勢いたか——アップル。いまや元アップルが400人以上、向こうにいる。片方から見れば"採用"、もう片方から見れば"設計のノウハウごと持ってかれた"。
ひなた:ふぁ〜……お引っ越ししても、前のおうちで覚えた"おかあさんのカレーの味"は、ついてきちゃうのです……。書いた紙は返せても、頭で覚えちゃったことは、箱に詰めて返せないのです。
みずき:…それ、この裁判のいちばん厄介なとこ。紙のデータは"消すな"って言える。でも、頭に入った作り方に、線は引けない。40通の手紙で守れるのは、あくまで"消せるもの"だけ。
ひかり:転職って、ほんとはおめでたいことのはずなのに……! 400人ぶんの"おめでとう"と"ちょっと待った"が、まっこうからぶつかってるんだねー。
まとめ:紙の資料は「消すな」と手紙で止められても、頭に入った作り方までは箱に詰められない。転職した400人の"記憶"に、誰がどう線を引くのか。