AWSから17億ドルの請求、正体は単位のつけ忘れ
7月17日、AWSの"見積もり請求"を出す仕組みが世界中でバグり、普段数ドルの利用者の画面に17億ドル級の金額が表示された。単位の取り違えが原因で、実際に引き落とされる金額には影響しない。
みずき:…ねえ。うちのAWSの今月の請求、17億ドルって出てるんだけど。誰か、心当たりある人。
ひかり:17億!? ど、どどどうしようっ、みずき何を動かしたのー!? 17億ドルって、日本円で2500億円くらいだよっ!? 部費で払えるわけないじゃんっ!
ことね:落ち着いて、ふたりとも。みずきが何かしたわけじゃないの。昨日——7月17日、AWSの"請求額の見積もり"を出す仕組みがバグって、世界中のお客さんの画面に、ありえない金額がいっせいに表示されたの。しかも大事なのは、"実際に引き落とされる金額"じゃなくて、見積もりの表示だけがおかしくなった、ということ。
ひかり:え、世界中の人の画面が!? じゃあこの17億は、誰も本当には払わないってこと……? よかったぁ〜! でもなんで、そんなケタ違いの数字が出ちゃうのー?
ことね:原因がね、ちょっと笑っちゃうくらい単純で。本当は"1ギガバイトあたり何セント"で計算するはずが、その"ギガバイト"っていう単位がすぽっと抜けて、"1バイトあたり"で計算しちゃったの。1ギガバイトは、だいたい10億バイト。だから請求額も、まるっと10億倍にふくらんだ。普段5ドルの人が、17億ドル。
みずき:…単位のつけ忘れ。理科のテストなら、答えが合っててもバツにされるやつ。それを世界最大級のクラウドがやると、普段1ドルも使ってない人の画面に、7兆ドルって出る。桁が、国家予算を超えてる。
ひなた:ふぁ〜……7兆ドル……。わたし、駄菓子を買いすぎてレジで"143円です"って言われるだけでドキッとするのに……。もし"7兆円です"って言われたら、たぶん、笑っちゃうのです。数字が大きすぎると、逆にこわくなくなるのです。
みずき:…それ、地味に本質。"17億"って出た瞬間、みんな一瞬"え、自分なんかやった?"って青ざめた。金額がリアルなほど、人は自分を疑う。桁が宇宙すぎて、逆に"あ、これバグだ"って冷静になれたのは、不幸中の幸い。
ことね:AWSも"この見積もりは実際の利用や請求を表していません"ってすぐ認めて、正しい数字への直しを進めてる。順次もとの数字に戻していって、まもなく全員ぶん直る予定なの。だから——請求書のほうは無事。あわてて解約しなくて大丈夫よ。
まとめ:17億ドルの請求も、正体はただの表示バグ。実際には1円も引かれない。——それでも通知を見た一瞬だけ、自分の使い方を疑ってしまったのは内緒。