余ったMacを1台、AIに丸ごと明け渡す設定ガイド
エンジニアのykdojoさんが、余ったMacを初期化して個人情報ゼロの新アカウントを作り、AI「Claude Code」に丸ごと操作させる手順を公開。危険な全権モードで走らせても“母艦”のMacは無傷、という発想。SSH越しに動かせ、スマホからも指示できる。
みずき:…“古いMac、AIにあげます”。そういう手順書が、いま技術者のあいだで回ってる。自分のメイン機には絶対やらせたくないから、別のMacをまるごとAI専用にする、と。
ひかり:AI専用のMac!? 自分のじゃなくて、わざわざもう1台用意するのー!? なんでそんな回りくどいこと——普通に自分のパソコンで使えばいいじゃんっ!
ことね:それがね、逆に理にかなってるの。Claude Codeっていう開発用のAIは、“いちいち許可を聞かずに全部やっていい”っていう危険なモードで走らせると、すごく強力な代わりに、うっかり大事なファイルを消したり、変なコマンドを叩いたりする事故もありえる。だったら大事なメイン機ではやらせない——壊れてもいい古いMacを1台、いわば“隔離部屋”として用意して、そこで好きに動かそう、っていう発想なの。
ひかり:隔離部屋……! で、その古いMacに、AIはどうやって“入る”のー? キーボードは、いったい誰が打つのー?
ことね:書いたのはykdojoさんっていうエンジニア。手順は全部で16ステップあってね。まずMacを初期化して、Apple IDも個人情報も入れない“まっさら”なアカウントを作る。そこにClaude Codeを入れて、SSHっていう遠隔操作のしくみと、tmuxっていう道具でつないで、キーボードも画面も、AIが自分で動かせるようにするの。Tailscaleを足せば、外出先からでも、スマホからでも指示を出せる。
みずき:…ただし“画面録画”と“アクセシビリティ”の許可だけは、人間が手でボタンを押すしかない。全部を自動にしたいのに、いちばん最初の“入室許可”だけは、大家さんの立ち会いが要る、と。
ひかり:つまり、AI専用の“下宿”を用意して、合鍵も渡して、外から出入り自由にして……最初のドアだけ自分で開けてあげる、ってことー!? めちゃくちゃ手厚いじゃんっ!
ひなた:ふぁ〜……使わなくなって押し入れで眠ってた古いMacが、“きみのお部屋、ここだよ”って、もう一回お仕事もらえるの……よかったのです。……でもね。誰も見てないお部屋で、AIさんがひとりで夜通しカタカタしてるの、想像したら、ちょっとだけ、さみしいのです。
みずき:…そのさみしさ、たぶん正しい。この手順の本音はね、“便利に使いたいけど、信用はしきれないから、隔離する”。手厚いんじゃなくて、線を引いてる。優しさと警戒が、同じ1台に同居してるわけ。
ことね:そうね。でも“壊れてもいい1台”をあいだに挟むのって、AIと付き合ううえで、案外いちばん健康的な距離感かも。全部を任せるでも、全部を拒むでもなく——専用の“砂場”を用意してあげる。ひなたの言う“お部屋”、意外と的を射てるのよ。
まとめ:便利だけど、母艦には近づけたくない。だから古いMacを1台、AI専用の“砂場”にする。——手厚さと警戒は、同じ1台に同居していた。