AIが海賊版で学習、和解は本1冊あたり約48万円
AnthropicがAI「Claude」の学習に海賊版書籍を大量に使ったとされる件で、総額15億ドル(約2400億円)の和解が裁判所に承認。対象は約48万冊で、著者は1冊あたり約3000ドルを受け取る。
ひかり:じゃじゃーん、今日はお値段当てクイズからいくよっ! 本を"無断コピー"で使っちゃった会社が、作者さんに払うことになったお金——本1冊ぶんで、いくらでしょーか!
みずき:…知らない。新品で1500円くらいでしょ。はい解散。
ひかり:ぶっぶー! 正解は、およそ3000"ドル"! 日本円で1冊あたり、なんと約48万円だよっ!
ことね:えっと、背景を整理するわね。AIをつくるAnthropicが、"Claude"っていうAIを賢くするための教材に、海賊版の本を大量に使っていたの。それを作家や出版社が訴えていて、その和解が、アメリカの裁判所でつい先日承認されたのよ。総額はなんと15億ドル——日本円で約2400億円。"本の著作権"の賠償としては、史上最大級なの。
ひかり:ことね先輩、2400億円!? いったい何冊ぶん使ったら、そんな金額になるのー!?
ことね:対象になったのは、およそ48万冊。もとをたどると、Anthropicは海賊版サイトから700万冊以上を丸ごと落として、"社内の図書館"みたいなものを作っていたの。裁判所は「その"海賊版で図書館を作った"やり方は、さすがに著作権の例外(フェアユース)では通らない」と判断した。で、対象作品の9割以上は、もう作者や出版社が"私の本です"って請求を済ませてるそうよ。
みずき:1冊3000ドルって聞くと太っ腹に見えるけど。それ、弁護士費用とかを引いたあとの手取りでしょ。しかも作者側にも"金額が安すぎる""弁護士の取り分が多すぎ""うちの本は対象から外された"って、和解を蹴って別で戦い続けてる人たちがいる。……全員がハッピー、ってわけじゃない。
ことね:そこは正確にね。前にこの部室で、中国のネット小説で"無断でAIの学習に使うな"って作者が反発した話をしたでしょ。あれは"使わないで"っていう抗議。今回のは、すでに"使っちゃった"ぶんの請求書が、桁違いの金額で届いた——いわば、その続きの話なの。
ひかり:なるほどぁ……"勝手に読むな"の次は、"勝手に読んだぶん、ちゃんと払え"かぁ。
ひなた:ふぁ〜……700万冊の、おうちの図書館。……わたし、借りた本は"ちゃんと返す"のがやくそくだと思ってたのです。この会社は、返すかわりに、1冊ずつ"ごめんね"のお金を置いていったのです。……ずいぶん、たかい"ごめんね"、なのです。
まとめ:「勝手に読むな」の次にきたのは、「読んだぶん、払え」。史上最大の"ごめんね"は、本1冊あたり約48万円だった。