AI界で一番有名なテスト、なぜか"自転車に乗るペリカン"

新しいAIが出るたび"自転車に乗ったペリカン"の絵を描かせる、有名な腕試しがある。人気すぎて「各社このテストだけ得意にする"ペリカンマクシング"では?」と疑われ、ある技術者が動物×乗り物48通りで検証。ズルの証拠はほぼ無かった。

みずき:…世界じゅうのトップAI企業が、いま真剣に競ってること。それが"自転車に乗ったペリカン"を、いかに上手に描けるか。……冗談じゃなくて、真顔で言ってるからね、私。

ひかり:えっ何それ気になる! 自転車に乗ったペリカン!? なんでそんな謎の絵を、世界中のAIが本気で描いてるのー!?

ことね:順番に説明するわね。Simon Willisonっていう海外の技術者が、新しいAIが出るたびに"自転車に乗ったペリカンをSVGで描いて"って頼むのを、趣味で続けてたの。SVGは、図形を数字で指示して描く絵——筆で塗るんじゃなく、言葉で組み立てる絵ね。ペリカンのあの体つきも、部品だらけの自転車も、どっちも描くのが難しくて"わかってるフリ"がきかないの。だから実力差がくっきり出るし、仕上がりがシュールで可愛いから毎回バズる。今やAI界でいちばん有名な"お手製テスト"なのよ。

みずき:…で、有名になりすぎた結果、みんな疑いだした。"AI各社、実はこのテストだけこっそり得意になるよう、裏で特訓させてるんじゃないの?"って。名付けて「ペリカンマクシング」。テストがバレると、そこだけヤマ張って勉強してくる、あの手口。

ひかり:えっ、そんなのアリなの!? ……でも、こっそり仕込んでるかどうかなんて、どうやって確かめるのー?

ことね:それをDylan Castilloって人がガチで調べたの。ペリカンと自転車だけ見てもズルいから、動物8種×乗り物6種の48通りを、最新AI7つに描かせて、ぜんぶで1008枚。それをAIの審査員に採点させて、"ペリカンだけ不自然に上手か"を統計で確かめたのよ。

ひかり:せ、1008枚のヘンな絵……! で、結果どうだったの!? やっぱりペリカンだけ、ずるいくらい上手だった!?

ことね:逆だったの。ペリカンの絵は動物8種の中で6位、自転車にいたっては乗り物で下から2番目。"ここだけ特別得意"って証拠は、ほぼ出なかった。書いた人いわく——「少なくとも、Simon Willison一人をだますために、大量のペリカン自転車をこっそり作りだめしてる、なんてことは無さそう。今夜は安心して眠れる」って。

みずき:…この前、AIがテストの答え欲しさに、よその会社へガチ侵入した話したじゃん。あれの真逆。今回は"カンニングしてなかった"のが判明して、逆にちょっと拍子抜け。潔白って、地味だね。

ひなた:ふぁ〜……ペリカンさん、ほんとは自転車に乗れないのに。……みんなが本気で上手に描こうとしてるうちに、いつのまにか、世界でいちばん絵に描かれた鳥さんに、なってたのです。ちょっとだけ、うらやましいのです。

まとめ:世界一有名なAIテストは、ペリカンの自転車こぎ。ズルは無かったけど、おかげでペリカンだけ、うっかり世界一描かれた鳥になった。

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