パスワードの次「パスキー」、安全なのに戸惑う人続出

パスワードを覚える代わりに、端末の指紋・顔・暗証番号で使う"自分専用の鍵"でログインする仕組み。盗み見や偽サイトに強い反面、「鍵がどこにあるのか分かりにくい」という戸惑いも根強い。

ひかり:あ〜もうっ! ログインできないっ! ……パスワード入れようとしたら"パスキーで入って"って言われて、でもそんなの作った覚えないのに、画面は顔を映せ指を当てろって……ねえ、パスキーって結局なんなのっ!?

ことね:落ち着いて、ひかり。パスキーは、パスワードの"次"として広まってる新しいログインのやり方なの。合言葉の文字列を覚える代わりに、スマホやパソコンの中に"あなた専用の鍵"を作っておいて、指紋や顔、暗証番号でその鍵を使う。文字を打たないから盗み見されないし、偽サイトにだまされても、そもそも渡す合言葉が無い——本来はすごく安全なはずのものよ。

みずき:……その"はずなのに"が、いま燃えてる。Xでアプリ作りのプロが「パスキーは、消費者の気持ちがゼロのセキュリティ技術者が作った代物」って投げたら、掲示板で600件超の言い合い。曰く、"ログインのたびに魔法の妖精の粉を出せって言われてる気分"だって。

ひかり:妖精の粉! それわかる〜! だってその鍵、スマホにあるの? ブラウザ? パソコン? どこに入ってるのか、こっちは全っ然わかんないんだもんっ。

ことね:そこが弱点なのよね。鍵が"どこに保管されたか"が端末やアプリでバラバラで、機種変のときに迷子になりやすい。……ただ、嫌われてるわけじゃないの。今年の調査だと、パスキーを"知ってる"人は9割、"どこかで有効にした"人も75%まで来てる。詰まってるのは技術じゃなくて、この"で、私の鍵どこ?"っていう使い勝手のほうなの。

みずき:認知9割で、いまだに"で、どう使うの"で止まる。……技術が難しいんじゃない。"説明できない安全"を、みんなに黙って使わせようとしたのが無理あったんじゃないの。安全でも、こわいものはこわい。

ことね:手厳しい。でも半分あたってる。作った側は"パスワードより安全"を一番に押したけど、使う側がまず知りたいのは"無くしたらどうなるの""機種変で消えないの"のほう。……どんなに仕組みが賢くても、人が安心して"わかった"と思えなきゃ、広まらないのよね。

ひなた:ふぁ〜……わたし、思うのです。おうちの鍵は、ポケットに入ってる"かたち"があるから、安心なのです。……パスキーさんは、かしこいけど、目に見えないから……"ちゃんとここにいるよ"って、たまに顔を出してくれたら、みんなもっと仲良くなれるのです。

まとめ:パスキーは"説明できない安全"。仕組みは賢いのに、鍵が目に見えないぶん、こわい。安心って、正しさだけじゃ配れないみたい。

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