友だちと音読しあうと、読む力が2カ月ぶん伸びる

イギリスの小学校100校超で調べた研究。読む力が少し違う子がペアで音読しあうと、参加した子の読む力が平均2カ月ぶん伸びた。要約や予想を話す工夫つきで、本を楽しむ空気も生まれたという。

ひなた:ふぁ〜…お友だちに絵本を読んであげるの、楽しいのです。……あれって、じつは頭にもいいんですって。

ひかり:えっ、読んで"あげる"ほうが? 手伝うと自分まで得するって、どういうことっ?

ことね:イギリスの研究でね。ノッティンガム・トレント大学が、小学校を100校以上あつめて調べたの。読む力がちょっとだけ違う子どうしでペアを組んで、好きな本を交代で音読しあう。相手がつまずいたら励まして、読んだ中身を要約して、次どうなる? って予想を話し合う。それを20週間、週3回、1回35分。

ひかり:へえ〜、ただ一緒に読むんじゃなくて、要約したり予想したりするんだ。……で、結果は?

ことね:受けた子たちの読む力が、平均で"2カ月ぶん"先に進んだの。読むスピードも上がった。しかも先生たちが「本を楽しむ空気が生まれた」って——子どもたちが友だちと本の話をして、短くまとめるのを面白がるようになったのよ。

みずき:…手伝う側と手伝われる側、どっちが得すんの?

ことね:それがね、このやり方はペアで役割を交代するから、みんな両方をやるの。読んで聞かせて、要約して、励ます。人に説明することそのものが自分の理解を深める——だから参加した子みんなの読む力が伸びた、ってわけ。

ひなた:ふぁ〜…わかったのです。おいしいものは、ひとりで食べるより、「これおいしいよ」って分けたほうが、もっと味がわかるのです。

まとめ:いちばん覚えるのは、教える側。友だちと読み合う35分が、2カ月ぶんの近道になるらしい。

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