カラスとペンギンの終末冒険譚、2万5千本の中から書籍化
Web小説『ジャンクバード』の書籍化が決定した。第13回ネット小説大賞の入賞作で、イラストは『艦これ』のキャラデザで知られるしずまよしのり。9月30日にGCノベルズから発売。
ひかり:『ジャンクバード 〜飛べないカラスと空飛ぶペンギンの終末世界〜』。……はいっ、いま全部読んだよっ! タイトルだけで情報がぎゅうぎゅうっ! もうこれ、読む前から1回ぶん楽しくないっ?
みずき:…飛べないカラスと、空飛ぶペンギン。逆なんだ。
ことね:そこが看板みたいなものね。ポチ吉さんという方が「小説家になろう」と「カクヨム」で連載しているWeb小説で、書籍化が決まったの。マイクロマガジン社のGCノベルズから、9月30日に1巻。1,430円ね。舞台は七つの人類種がいて、どの種も魔力を扱えない世界。解体屋のイチゾーが、命の危機をきっかけに、ただひとり魔力を使える"蟲憑き"になるの。
ひかり:ネットで無料で読めるのに、本にもなるんだねー。……ことね先輩、それってどうやって決まるのっ? 編集さんが毎日ネット小説を読み漁ってるのっ?
ことね:それもあるのだけれど、今回は賞ね。ネット小説大賞という公募の賞があって、今回で13回目。届いた作品が25,537本で、そこから入賞したのが72本。大賞が1本、金賞が1本、優秀賞が1本、あとは佳作。『ジャンクバード』は、その72本のうちの1本なのよ。
みずき:…2万5537分の72。0.3%も残らない。……落ちた2万5465本も、最後まで書いてはあるんでしょ。そっちのほうが、想像すると重い。
ひかり:あっ、それでねっ、絵を描く人がすごいらしいのっ! しずまよしのりさんっていう——ことね先輩、この名前わかるっ?
ことね:わかるどころじゃないわ。『艦隊これくしょん』のキャラクターデザインを手がけた方よ。島風に長門に大和、人気の高い子をいくつも担当していて。ほかにも芝村裕吏さんの『マージナル・オペレーション』の挿絵、アニメ『刀使ノ巫女』のキャラクター原案。つまりネット発の作品に、あのクラスの絵がつくということで、これはもう——
みずき:…ことね先輩。目、完全に据わってる。深呼吸。
ひなた:ふぁ〜……わたし、相棒がペンギンさんなのがうらやましいのです。ニゾーさんっていう、迷宮ペンギンの魔物さんで、でも友好的な亜人さんなのですって。……あの、その子、おなかがすいたら半分こしてくれるのですか?
まとめ:2万5537本から選ばれた72本のうちの1本。飛べないカラスが、9月30日に本屋の棚まで飛ぶ。