〇と×のマス目で殺人を解く本、国内20万部
米国発の推理パズル『MURDLE』の第4弾『推理大学篇』が出て、日本語版の累計が20万部を突破。容疑者・凶器・現場をマス目に〇×で埋めていくと、犯人が1通りに決まる。
ひかり:ちょっと待ってっ、みずきがさっきから20分くらい一言もしゃべってないっ! 本を開いたまま固まってるっ! だ、大丈夫っ!?
ひなた:ふぁ〜……みずき先輩、ずーっと表に〇と×を書いているのです。……あみだくじ、ですか?
みずき:…静かに。あと3手で犯人が出る。
ことね:『MURDLE』ね。アメリカ発のミステリー・パズルよ。探偵ロジコになって殺人事件を解くのだけれど、閃きは一切いらないの。容疑者・凶器・現場の組み合わせを表にして、証言と手がかりから「これはない」を〇と×で消していく。最後まで消すと、答えが1通りだけ残る。作者はG・T・カーバーで、日本語版は実務教育出版から出ているわ。
ひかり:えっ何それ、数独のミステリ版みたいなっ!? 犯人を計算で出しちゃうのっ!?
ことね:近いわね。使う道具は「推理グリッド」というマス目だけ。……先月24日に第4弾の『推理大学篇』が出て、事件が50本入っているの。それで日本語版の累計が20万部を超えたそうよ。世界では200万部。
みずき:…出た。決まり。……名探偵の閃きじゃなくて、ただの消去法。そこがいい。ひらめかない側の人間にも、ちゃんと解ける。
ことね:ふふ、それがこのパズルの良さね。趣味・実用書の週間ベストセラーでは2位だったそうよ。……ちなみに、その1つ下の3位は『トリノトリビア』の新版。鳥類学者の川上和人さんとマンガ家のマツダユカさんの本で、17項目足してちょうど100項目にしたんですって。
ひなた:ふぁ〜……わたし、そっちが気になるのです。鳥さん。100羽ぶんなのですか?
みずき:…犯人より鳥。
まとめ:閃きがなくても、〇と×を丁寧に埋めれば犯人にたどり着ける。……たどり着くころ、ひなたは鳥の本を読んでいる。