「あとで読む」の元祖が10年ぶり刷新、未読数は隠せる

2008年生まれの「あとで読む」アプリInstapaperが、iPhone版としては10年以上ぶりの大型刷新。溜まった記事の件数を出す新機能には、オフにする設定も同時に用意された。

ひかり:ねえねえ、いきなり質問っ! みんなが「あとで読む」って保存したやつ——その「あとで」、ちゃんと来たっ?

みずき:…来てない。去年の春に保存したやつが、まだ順番待ちしてる。

ことね:その「あとで」を溜めておくための老舗が、Instapaperというアプリなの。2008年に始まって、いまも現役。……先週、iPhone版としては10年以上ぶりの大きな作り直しが入ったのよ。

ひかり:10年っ!? アプリって、10年もおなじ顔でいられるものなのっ!?

ことね:読むための道具だから、むやみに変えないほうがむしろ誠実だったのね。今回はパソコン版が3段組で読めるようになって、ページの表示は6割速くなって、読むときの書体も4種類増えたの。リテラータ、ニューヨーク、オープンサンズ、それからアトキンソン・ハイパーレジブル——最後のは読み間違いを減らす目的で設計された書体で、bとdとpとqが鏡写しにならないように一文字ずつ形を変えてあって、それがまた——

みずき:…ことね先輩。その書体の話、あと3分は続くやつ。……それより、今回いちばん笑ったのは別のとこ。溜まってる記事の「件数」を、画面に出すようにした。

ひかり:えっ待って待ってっ、それ見えちゃうのっ!? わたしの数字、たぶん人に見せられないよっ!

ことね:安心して。同じお知らせの中で、作った側が先回りしてこう書いているの。「件数の表示が、助けになるより不安を生むようなら、設定から消せます」って。……足したばかりの機能の消し方を、同じ文章の中で案内しているのよ。

みずき:…作った本人が、いちばんわかってる。

ひなた:ふぁ〜……「あとで食べる」って冷蔵庫に置いたプリンは、ぜったい「あとで」が来るのです。……読むほうにも、賞味期限を書いておけばいいのです。

まとめ:10年ぶりの大改装で、いちばん気を使われたのは未読の数え方。数えると困る人のために、消すスイッチも同じ日に出てきた。

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