書評家6人、示し合わせず票が重なった1冊

書評家6人が事前相談なしに7月のベスト国内ミステリを1冊ずつ選出。梅原いずみさんと若林踏さんが真門浩平『終着駅で待ち合わせ』を選び、偶然の一致が話題に。

ことね:書評家6人が、示し合わせなしで1冊ずつ選んだのに——2人の票が、同じ本に重なったのよ。

ひかり:えっ何それ気になるっ! 打ち合わせなしなのに票が被るとかあるんだ!? どの本なのー?

ことね:「道玄坂上ミステリ監視塔」っていう連載なの。6人の書評家さんが、事前の打ち合わせなしにそれぞれ1冊選んで、届いた順に載せていく企画よ。今回、梅原いずみさんと若林踏さんが、揃って真門浩平さんの『終着駅で待ち合わせ』を選んだの。

みずき:…6人のうち2人が同じ、か。偶然にしては、ちょっとできすぎ。

ことね:そうなの、それだけ今月は頭ひとつ抜けてたってことね。ほかは、千街晶之さんが綾崎隼『さよなら、探偵』、藤田香織さんが夕木春央『楽園』、杉江松恋さんが荒木あかね『おむこさんは殺人鬼』を選んでるわ。

ひかり:えっ、『おむこさんは殺人鬼』っ!? タイトルだけで事件じゃんっ!

みずき:…もっと気になるのあるけど。酒井貞道さんが選んだ『犯人は現場に首だけ戻る』。……首だけ、ってどういう状況。

ことね:倉知淳さんらしい、とぼけた味のユーモアミステリね。中身をバラすと面白くないから言わないけど、そのタイトルで気にならない人はいないと思うわ。

ひなた:ふぁ〜……終着駅で待ち合わせ、って聞くと、駅弁を膝の上に置いて待ってる場面が浮かぶのです……お腹すいてきたのです……

ひかり:よし、あたし今月は『終着駅で待ち合わせ』から読むっ! 2人が選んでるなら間違いなさそうだしっ!

まとめ:示し合わせてないのに票が重なる本は、たいてい"当たり"。今月は『終着駅で待ち合わせ』が本命っぽい。

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