検索しただけなのに広告費、税の正体
Amazonの検索広告だけで年5兆円規模が動き、探している商品にまで広告費が上乗せされる。負担は結局買い手に回るとSeth Godinが指摘した。
みずき:…知ってた? Amazonで探し物すると、探した本人が広告費を払わされてるようなものなんだって。
ひかり:えっ、どういうことっ!? あたし今日もAmazonで探し物してたよ!?
ことね:ふふ、みずきが言ってるのは、いま話題になってる件ね。海外のマーケター、Seth Godinさんが最近のブログで「Amazon税」って呼んで問題提起してるの。正確には税金じゃなくて、広告の仕組みの話なんだけど。
ひかり:広告の仕組み? もっと詳しく知りたいっ!
ことね:これがけっこうえげつなくて。Amazonは検索広告だけで週に10億ドル近い利益を出していて、業界全体では年間およそ500億ドル——日本円で5兆円規模がこの広告に注がれてるらしいの。Godinさんの出版社も、自分の名前で検索されたときに出す広告に、1クリック約1ドル払ってるんだって。
みずき:…つまり、もう探してる人にまで、わざわざお金払って広告見せてるってこと? 頭おかしいでしょ、それ。
ことね:そう思うでしょ? でも払わないと競合の広告に埋もれて、自分の商品が下に追いやられちゃうの。しかもGodinさんは、この広告費、結局は消費者が払うことになるって指摘してるのよ。値段に上乗せされるか、新商品を作るはずのお金が広告に消えるかたちで。
ひかり:えっ、じゃあさっき買った送料無料のTシャツにも、その広告費が混ざってるかもってことっ!?
みずき:しかも厄介なのが、素の検索結果が優秀だと誰も広告を買わなくなるから、わざと使いにくくする動機まであるってGodinさんは言ってる。…もう、探す気なくすわ。
まとめ:「探したいものが先に広告に埋もれる」——便利な検索の裏で、財布は静かに軽くなっている。