新Mac、安いほうがM6で高いほうがM5

Appleが2nm製の新チップ「M6」と、メモリを最大512GB積める「M5 Ultra」を発表。M6は新型Mac mini、M5 Ultraは新型Mac Studioに載り、どちらも9月22日発売。

ことね:——だから帯域が1秒あたり1.2テラバイトということは、つまり512ギガのモデルを丸ごと載せても、読み込みで待たされる時間が理屈のうえでは——

みずき:…さっきから独り言が止まってない。ことね先輩、いったんこっちに戻ってきて。

ことね:ごめんなさい、順番に整理しましょう。Appleが新しいチップを2つ発表したの。ひとつが「M6」。2ナノメートルという最新の製法で作られていて、CPUもGPUも12コアね。もうひとつが「M5 Ultra」。こっちは4枚のチップをつなぎ合わせた化け物で、CPU最大36コア、GPU最大80コア、メモリは最大512ギガまで積めるのよ。

ひかり:ふむふむ……あれ? ちょっと待って。M6のほうが番号あたらしいよね? 化け物のほうがM5って、逆じゃないっ!?

ことね:そこが今回いちばん妙なところなの。M6は安いほうの新型Mac miniに載って14万9800円から。M5 Ultraのほうは新型Mac Studioで、こちらは2499ドルから、Ultraを積んだ上の構成が5499ドル。いちばん手が届くMacがいちばん新しい番号で、いちばん高いMacがひとつ前の番号ということね。

みずき:…毎回そう。Ultraは後から出てくる。M3 Ultraのときだって、世の中にはもうM4が出回ってた。

ひかり:ええっ、じゃあ5499ドル払った人、番号で負けちゃうってこと!? かわいそうすぎるよっ!

ことね:番号ではね。でも中身の勝負は別よ。M5 Ultraは前のM3 Ultraと比べてAIの処理が最大4.3倍、グラフィックスが最大1.8倍。M6も前のM4の機種と比べてAIが最大4倍だけれど、積めるメモリは32ギガまでなの。512ギガとは、そもそも土俵が違うわ。

みずき:…で、512ギガ積んで何すんの。

ことね:大きなAIを、机の上で丸ごと動かすの。何台かつなげば推論を最大3倍まで速くできるとも言っているわ。……前に話した、SSDから必要なぶんだけ小出しに読み込んで無理やり動かす道具、覚えてる? あれが要らなくなる世界の値段が、5499ドル。ちなみに512ギガの構成だけは10月下旬まで待ちよ。

まとめ:番号の若いほうが高い。Macの値札は、新しさではなく積めるメモリの量で決まっていた。

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