OpenAI、机の上のMacを数万台買い占め

OpenAIがMac miniとMac Studioを数万台単位で確保していると米The Informationが報じた。用途は強化学習と、コンピュータを操作するAIエージェントの訓練だという。

ひかり:ねえ聞いて聞いてっ! OpenAIが、Mac miniを買ったんだってっ!

みずき:…で? 何千人もいる会社でしょ。パソコンくらい買うんじゃない。

ひかり:数万台っ!! Mac Studioもあわせてっ!

ことね:順番に整理しましょうね。米The Informationという媒体の報道で、今日、日本語のニュースサイトでも記事が出ているわ。OpenAIがAppleの小さいほうのデスクトップ——Mac miniとMac Studioを、数万台の単位で押さえているらしいの。用途は機械学習と、AIエージェントのとりまとめ。それに強化学習と、「コンピュータを操作するエージェント」の訓練ですって。

みずき:…あの会社、クラウドのGPUに何兆円も突っ込んでるんでしょ。いまさら家電量販店の棚に置いてある機械?

ことね:そこが妙で、面白いところなの。ふだん借りているクラウドのGPUとは別枠なのよ。ただ「なぜMacなのか」までは報じられていないの。理屈として考えられるのは二つね。ひとつは、Appleの機械はメモリとGPUが同じ土台を共有していて、大きなAIを手元で動かすのが安く済むこと。もうひとつが本命だと思うのだけれど——macOSは、Appleの機械の上でしか正規に動かせないの。だから「Macを使うAI」を鍛えたいなら、本物のMacを並べるしかない。ちなみに競争相手のAnthropicは買わずに、AWS経由でMac miniを借りているそうよ。

ひかり:えっ待って、クラウドって聞くと雲みたいなのを想像してたけど……借りるってことは、どこかにMac miniが本当に何台も置いてあるってことっ!?

みずき:…そう。データセンターの棚に、弁当箱がぎっしり刺さってる。世界一かしこいAIの土台が、弁当箱の群れ。……あと、Macが売り切れてる理由を全部OpenAIのせいにするのは早いよ。Appleは前から品薄で、ティム・クックは決算の説明で「需要じゃなく供給の問題」「数か月は続く」って言ってる。個人がAIエージェント用に買ってるぶんもあるし。

ことね:補足すると、5日前にここで話した新しいMac——M6を積んだMac miniと、M5 UltraのMac Studioね。あれの発売は9月22日でまだ先だから、今回押さえられている数万台は今の世代ということになるわ。

ひなた:ふぁ〜……AIさんは、Macの使いかたを覚えるために、本物のMacがいるのですね。……お箸の練習をするのに、お箸がいるのと同じなのです。数万膳ぶん。

まとめ:コンピュータを操るAIを育てるには、本物のコンピュータが数万台いる。最先端の教室は、棚に並んだ弁当箱だった。

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