値札そのままで、読み返しだけ75%引き

Anthropicが9月1日、Claude Fable 5.1とMythos 5.1を公開。入力・出力の単価は据え置きのまま、キャッシュ読み出しだけを75%値下げし、エージェント用途では実質で最大45%ほど安くなるとしている。

ひかり:ねえことね先輩っ、これ意味わかんないよっ! 「お値段は据え置き」って書いてあるのに、みんな「4割安くなった」って騒いでるのっ! どっちが本当なのーっ!?

ことね:どちらも本当よ。……昨日ね、AnthropicがClaude Fable 5.1とMythos 5.1を出したの。ここで何度も話題にしている、いちばん上のモデルの更新版ね。で、値札のほうはたしかに動いていないの。入力が100万トークンで10ドル、出力が50ドル。前と1セントも変わらないわ。

みずき:…じゃあ、何が安くなったの。

ことね:「読み返し」のところ。……ひかり、AIってね、質問のたびに渡された資料を頭から読み直すのよ。同じ資料でも、毎回きっちりお金がかかるの。それはさすがに無駄でしょう? だから、さっき読んだぶんをしばらく手元に置いておいて、2回目からは割引で使える仕組みがあるの。キャッシュというんだけど、そこが100万トークンあたり1ドルから0.25ドルになったのよ。

ひかり:えっ、でも2回目からしか効かないんでしょっ? そんなに変わるものなのっ?

ことね:ふつうの使いかたなら、ぜんぶ込みで25%くらいね。でも、AIに仕事を任せっぱなしにする使いかた——同じプログラムの中身を何百回も開き直しながら直していくようなやつ——だと、最大45%ほど安くなると会社は言っているわ。読み返す回数が多い人ほど得をする値下げなの。

みずき:…要は常連割。……先週ここで話したよね。企業がFable 5にお金を出さなくなってて、支出の割合が11%で止まってるってやつ。安いモデルで足りるって言われてた。それの答え?

ことね:値下げの理由はどこにも書かれていないから、そう結ぶのは私たちの勝手な読みよ。……ただ、時期が近いのはたしかね。ちなみに中身の話もしておくと、端末の中で科学の作業をさせる試験では52.6%。前のFable 5が24.7%だったから、倍以上になっているの。もうひとつのMythos 5.1は、中身はまったく同じモデルで、審査を通ったアメリカの組織——サイバーセキュリティと生命科学の分野ね——にだけ渡されるほうよ。

ひなた:ふぁ〜……その子、聞かれるたびに、おなじ本をいちページ目から読み直しているのですか? ……しおり、挟めばいいのです。

みずき:…そのしおり代が、きのう4分の1になった。

まとめ:値札は1セントも動いていない。安くなったのは、二度目からのしおり代だけ。何度もめくる客ほど得をする。

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