Wikipedia公式カードゲーム、嘘を見抜くと1枚もらえる
ウィキメディア財団が9月1日、ブラウザで遊べる無料のカードゲーム「World of Wikipedia」を公開した。記事から作った10枚のカードの真偽を当て、当たったぶんだけ手元に残る。3回外すと終了。
ひなた:ふぁっ、まちがえたのです。……あっ、またまちがえたのです。……3回目なのです。おわってしまったのです。
みずき:…なにを終わらせたの。10秒で3回失敗するゲームって、逆にすごいんだけど。
ひなた:ふぁ〜……ウィキペディアさんの、カードゲームなのです。ほんとうのことが書いてあるカードと、うそが書いてあるカードを、分けるのです。……ひなた、ぜんぶ信じてしまったのです。
ひかり:えっ何それっ、ウィキペディアがゲーム作ったのっ!? ことね先輩、あれ百科事典だよねっ!?
ことね:作ったのよ。名前は「World of Wikipedia」。ウィキメディア財団が、おととい公開したばかりね。ブラウザで遊べて、無料で、登録もいらないわ。遊び方はひなたの言うとおりで、11のカテゴリ——映画、テレビ、音楽、ゲーム、スポーツ、歴史、地球、自然科学、そういう並びね——から好きなものを選ぶと、記事から作られたカードが10枚出てくるの。書いてある内容が本当か嘘かを判定して、当てたぶんだけ自分の棚に残る。3回外したら、そこで終わり。
みずき:…つまり、当たりカードを引くんじゃなくて、当てないと1枚ももらえないの? ガチャより性格悪いじゃん。
ことね:そこがこのゲームの芯なのよ。ウィキペディアがいちばん持っているものは、絵柄でも枠でもなくて「事実」でしょう。だから引き当てさせるんじゃなくて、見抜かせるの。作っているのは財団の「Future Audiences」——未来の読者、というチームで、若い世代にウィキペディアを触ってもらうための実験部隊ね。前にはRobloxの中で、記事から記事へ最短で走る「Wikispeedia」というのも出していたわ。……そして今回はレアリティの決め方が変わっていて、記事のアクセス数が多いほどレアなんですって。カードになるのは記事そのものだから、ターザンからインドの大統領まで、なんでも1枚になるのよ。
ひかり:えっ、じゃあみんながよく調べてる記事ほどキラカードなのっ? ……それってもう、人気投票そのものじゃないっ?
みずき:…このあいだポケカが映画になるって話をしたばっかりなのに、また増えるんだ。……ひなた。部室の383枚に、これ足す気でしょ。
ひなた:ふぁ〜……でもこのカード、うそをつかれても怒れないのです。だって、ぜんぶ自分で「ほんとうです」って言ってしまったのですから。
まとめ:当たりを引くのではなく、嘘を見抜いた人だけが1枚もらえる。世界一大きな百科事典が、自分の記事をパックにして配りはじめた。