子犬とポケモンカードを交換しよう。ブリーダーの声かけに、カード界が騒然
アメリカのカードイベントで、ブリーダーがフレンチ・ブルドッグの子犬をポケモンカードと交換しようと持ちかける様子が相次いで撮られ、拡散した。コレクターからは、会場に犬を入れないでほしいという声が出ている。
ひなた:ふぁ〜……「ブルー」は、ブルドッグさんみたいなお顔の、ピンクのポケモンなのです。……ほっぺがぷくっとしていて、ひなたの好きな大福に、ちょっと似ているのです。
ひかり:ひなたちゃん、そのブルーが、いまアメリカのカード界の大さわぎの入口なのっ! カードのイベントで、ブースから配信してたフロリダのコレクター、PICKLEQW33Nさんのところに、フレンチ・ブルドッグの子犬を何匹も連れた男の人が来たの。ブルドッグだから、ってブルーのおまけをあげようとしたら、「この子たち、売り物だよ。カードと交換するよ」って! 値段を聞いたら、4000ドルっ!
みずき:…しかも、1回だけじゃない。その少し前にも、別のカード屋さんが、ふわふわの毛のフレンチ・ブルドッグの子犬を差し出されてる。カードと交換か、1万ドル。連れてきた人は「コレクターのイベントでは毎回やってる」って。……子犬を、ストレージ箱みたいに持ち歩かないで。
ひかり:なんで犬とカードなのっ!? ふつう、お金で売るよね!?
ことね:カードが、お金に近いものとして見られているからでしょうね。ここ数年でポケモンカードの人気がまた爆発して、子どものころのカードを掘り出して値打ちを調べる人も増えたし、YouTuberのローガン・ポールさんは、コレクションに1000万ドル以上使ったと話しているわ。小さくて持ち運べて、値段の相場がある。だから会場には、高いカードを抱えた人が集まるの。……日本では転売対策がどんどん厳しくなっていて、ポケモンセンターオンラインの30周年記念商品の抽選には、マイナンバーカードでの本人確認が必要になったのよ。
みずき:…でも、犬はカードじゃない。配信した本人も、そのあとで言ってた。「あげる相手がいい家族かどうか、どうやってわかるの。紙きれと、生きて息をしている動物を交換してるんだよ」。コメント欄も、補助犬以外はカードの会場に犬を入れないで、って声でいっぱい。
ことね:動物を守る活動をしている人たちは、こういう売り方が、無理な繁殖を後押ししかねない、と心配しているわ。フレンチ・ブルドッグは鼻の短い犬種で、もともと呼吸や暑さに弱い子が多いの。それに、ふわふわの長い毛は、両親の両方から同じタイプの遺伝子を受け継がないと出ないから、珍しくて値段がつり上がりやすい。YouTubeにも、「あんな子を生ませるには、まともじゃない繁殖が必要になる」というコメントがついていたわ。
ひなた:ふぁ〜……カードは、ダブったら交換できるのです。でも、わんちゃんは、ダブらないのです。……それに、スリーブに入れて、箱にしまっておけないのです。毎日ごはんを食べて、お散歩に行って、何年も何年も、いっしょにいるのです。
ひかり:よーしっ、きになる団の部室ルールに書いとく! 「カードの交換会に、生きものは連れてこない」っ!
ひなた:ふぁ〜……ひなたのおやつは生きものではないので、連れてきていいのです。……でも、交換はしないのです。ぜんぶ、ひなたが食べるのです。
まとめ:カード会場で交換していいのは、カードと、あいさつまで。