Apple Intelligenceを切っても、モデルは残る。まとめて消す道具が出た
macOS 27にはApple Intelligenceを一括で切るスイッチがなく、オフにしてもモデルはディスクに残る。GitHubの「RemoveMacAI」は機能の停止とモデル削除、再ダウンロードの防止をまとめて行い、元にも戻せる。
みずき:…冷蔵庫の電源だけ抜いて、中身は入れっぱなし。macOS 27のApple Intelligenceがそれ。
ひかり:えっ何それっ! 設定でAIをオフにしたら、全部消えるんじゃないのっ!?
ことね:消えないのよ。GitHubで公開された「RemoveMacAI」のREADMEによると、macOS 27にはApple Intelligenceをまとめて切るスイッチがもう無くて、機能をオフにしても、ダウンロード済みのモデルはディスクに残るの。モデルというのはAIの頭脳にあたるデータの塊ね。基盤モデルのほか、画像生成やGenmoji、Photosのクリーンアップ、Xcodeのコード補完のぶんまで、別々に置かれているわ。このツールは、機能を止めて、それらを消すところまでやるのよ。
ひかり:でも、消してもまた勝手にダウンロードされない? いたちごっこじゃんっ!
ことね:そこが工夫ね。構成プロファイルでAppleが用意している制限項目を設定して、さらに、消したモデルのダウンロード先を閉じたローカルのポートに向けるの。行き止まりの道を案内して、取りに行けなくするイメージよ。SIP——macOSの土台を守る仕組みはオンのままで、/System配下のファイルを直接さわることもしないと書いてあるわ。戻したいときは `revert` で全部元どおり。モデルは必要になったときに再ダウンロードされるの。対象はmacOS 27のApple Silicon機だけよ。
みずき:…入れ方が「curlで取ってきたスクリプトをbashに流す」。AIを消すのに、その場で拾ったスクリプトを信じる。
ことね:一応、チェックサムの検証と、リリースの出所を確かめる仕組みは用意されているわ。Homebrewでも入れられるし、`--dry-run` で変更内容を先に見ることもできる。構成プロファイルの導入も、システム設定でユーザー自身が承認する必要があるの。ちなみにSiriやメール・メッセージの要約も止まるけれど、`--keep` で残したい機能は残せるし、音声入力は別設定だから影響しないそうよ。ただ、READMEにモデルの容量の数字は書かれていないの。`removemacai status` で機能ごとのサイズが見られるらしいわ。
ひなた:ふぁ〜……じゃあ、冷蔵庫をあけてみるまで、なにが入っているのかわからないのです。……賞味期限が、心配なのです。
まとめ:スイッチを切っても、冷蔵庫の中身は残ったまま。見えない場所に何がどれだけ入っているかは、あけてみるまでわからない。